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ゲームやガジェットの雑記

RG351P CFWの導入と初期設定

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今回はCFWの導入からとりあえずゲームを起動するまでを、まとめておこうと思う。

CFW選び

導入するCFWの候補は

・351ELEC:EmuElec v3.9のRG351P用

・ArkOS :UbuntuベースでRG351P用

・Batocera:よくわからんけどこれもLinuxベースでRG351Pテスト版

の3つ。

Batoceraはよくわからんのでパス。ArkOSは軽量、簡単、高速、アップデートが簡単ということらしい。購入時に初期導入されているFWはEmuElec3.7なので、ひとまず初期導入されているFWのアップデート版とも言えそうな、351ELECを導入することにする。351ELECも、PSPなどある程度エミュレーション性能が向上しているらしい。

 

351ELECのダウンロードは以下から:

github.com

 

一応残り2つのリンクも貼っておく:

Home · christianhaitian/arkos Wiki · GitHub

Batocera.linux

CFW導入の準備

RG351Pでは、ストレージが1つしかない。ここにシステムデータもROMデータも入っている。CFWを導入するには、CFWを導入したSDカードに差し替える必要がある。

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本体底面のシールをはがして、SDカードを取り出す。

初めからついているSDカードは取り外して、保管しておけばいいと思う。シールをはがすとたぶん保証が切れるので、シールをはがす前に初期不良等ないかの動作チェックはしておいた方が良い。CFWを導入する前に、付属してたSDカードの中身をちょっとのぞいてみる。

PCで読み込んでみると、EMUELECというドライブとGAMESというドライブが見える。

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PCでSDカードを読み込んだところ

EMUELECというドライブにシステムデータがあるが、ここはたぶん触らない方が良い。GAMESの中は、エミュレーター毎にフォルダーが切られており、それぞれのフォルダーに対応するROMデータを入れれば認識してくれるようだ。Windowsから直接データを書き込めるようになっているのは楽でよい。

これらのフォルダー(ディレクトリー?PAHT?)の名前は決まっているので、ここにないROMデータを追加したい場合は注意が必要。対応エミュとPATH名は以下を参照。

Supported Platforms And Correct Rom Path · EmuELEC/EmuELEC Wiki · GitHub

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BISOを格納するフォルダーもこの中にある

ちょっと気になったのは、BIOSというフォルダー。どうやらここにBIOSファイルをまとめて入れておくようだ。詳しいことはよくわからないけど、CFWにはBIOSファイルはついていないので、BIOSが必要なゲーム機を起動するときは、このフォルダー内を参考にしつつBIOSファイルを用意するという手もありそうだ。

僕は容量の大きいSDカードを用意して差し替えるので、元から入っていたSDカードはいらないのでポイっ。心配な人はバックアップを取っておいても良いかもしれない。Win32 Disk Imager を使えば、SDカードを丸ごとイメージとして取って置ける。ディスクイメージを取っておけば、Win32 Disk Imager を使って元に戻す事も可能だ。

ちなみに僕が使ったSDカードはAmazonで購入したSanDisk製128G。

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Amazonで1900円なり

CFW導入

さてCFW導入だが、難しいことはない。用意するのは

・351ELEC(CFW)

・お好きな容量のSDカード(256G以上が使えるかは不明)

・Win32 Disk Imager

CFWは上記のリンクから最新版を落としてこよう。僕が落としてきたのは、「351ELEC-RG351P.arm-1.0-odroidgo2.img.gz」で容量が443Mのファイルだ。こいつを解凍すると。「351ELEC-RG351P.arm-1.0-odroidgo2.img」というファイルが出てくるので、これがSDカードに書き込むイメージファイルになる。

次に、このイメージファイルを用意したSDカードにWin32 Disk Imagerを使って書き込む。Win32 Disk Imagerを起動してImage Fileに解凍したファイルを指定、DeviceでSDカードのドライブを指定して、Writeを押せばいい。

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イメージファイルを指定して、SDカードのドライブを指定して、Writeボタンを押せばOK

数分で書き込み完了する。

 

書き込みが完了したら、PCからSDカードを取り出してRG351Pに入れて、一度起動しよう。初回起動は少し時間がかかる。一度本体で起動してあげると、初期のSDカードのように、Windowsでも読み込み可能な、ROMを入れるドライブを生成してくれる。起動確認したら電源を切って、SDカードを取り出してPCで見てみるとよい。

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対応しているエミュのROMフィルダーがあらかじめ作られている。

ROM導入

次はROMの導入。これも簡単。SDカードをPCにつないで、GAMESドライブの所定のフォルダーにROMデータを入れていくだけだ。BIOSが必要なエミュを使う場合は、biosフォルダーにbisoファイルを入れ忘れないように。好きなだけROMデータをSDカードに入れたら、SDカードを本体に戻して確認する。ROM起動確認のつもりがそのままゲームに没頭しちゃたりするのは、よくある話w

Wifi設定

ROMを入れたらせっかくなのでBOX Artも入れておきたいのだが、その前にWifi設定をしてしまおう。僕は付属していた、WIFIドングルを使う。本体上部右のUSB-CポートにWIFIドングルを指す。本体のStartボタン押して、EmulationStationのMain Manu画面を出す。そこからNETWORK SETTINGSを選択し、ENABLE WIFIをオンに(ぽっちを右に)したあと、使いたい無線LANのWIFI SSIDとWIFI KEYを入力する。少しするとつながる。

WIFI経由でROM追加

せっかくWIFIつないだので、ついでにWIFI経由でのROM追加方法も確認しておく。WIFI接続しておけば、いちいちSDカード差し替えないでも、WinSPCなどのFTPクライアントを使ってROMを追加できる。

EmulationStationのMain Manu→Network Settingsで、IP Adddressを確認しておこう。

WinSPCで

・転送プロトコル:SFTP

・ポート:22

・ホスト名:調べたIP

・ユーザー名:root

・パスワード:351elec

でログインできるはずだ。

後は、/Storage/roms 以下の所定のフォルダーにROMデータを追加すればいい。

 

ちなみに、初期FWの場合は、

・ユーザー名:root

・パスワード:emuelec

になるので注意。

Box Artの追加

ROMを入れたらせっかくなのでBOX Artも入れておきたい。EmulationStationのScrape機能を使えば簡単だ。

EmulationStationのMain Menuから、Scrapeを選択する。以下は僕が実行したときの設定。Boxイメージではなくゲームのスクリーンショットにしている。

・Scrape from: ScreenScraper
・Image source: ScreenShot
・Box source: None
・Logo source: Wheel
・Scrape ratings: No
・Scrape videos: No
・Scrape fanart: No
・Scape manual: No
・Username: (ScreenScraper username)
・Password: (ScreenScraper password)

USERNAME、PASSWORDはなくてもBOX ARTは取れるみたいだけど、エラーが出たりうまくいかない人は、以下からユーザー登録して登録したUSERNAMEとPASSWORDをここに入れよう。

SCREENSCRAPER - Base de données et téléchargement médias pour front-end gaming multi-systèmes

 

設定したら。画面下段の「SCRAPE NOW」を押す。

・Filter : Only missing Media

初めてならAll GamesでもいいけどROMの数によってはすげー時間かかるので、基本はOnly missing Media。

・SYSTEM はScrapeするSYSTEMを選択する。BOX Artが欲しいシステムにチェックボックスをつけておく。

・USER DECIDE ON CONFLICTS たぶん同名ファイルがあったときにどれにする?って聞かれて自分で選択したい場合は、ONにするのだろうけど面倒なのでOFF。

ここまで設定したら、「START]を押すとBOX ARTを取りに行ってくれる。

 ROMの数やVIDEOやManulを取るかどうかで、時間は変わるので完了するまでゆっくり待とう。

 

Box Artを手動で追加したいという猛者は以下からBox Artを落としてきて入れればよい。入れ方は知らない・・・

http://thumbnails.libretro.com/

 

Emulation Stationの設定方法をグーグル先生に聞いたらいいと思う。Retropiでエミュ機を作ったときに、自分で入れた覚えがあるがすごく面倒くさかったこと以外覚えてない・・・・

 

最後に

とまあここまでで、とりあえずCFWを導入してゲームができるようになるはずだ。

僕は手持ちのROMデータが整理されておらず、わけわからんことになっているので少しづつ確認しながら環境構築していく予定。

今気になっているのは、X68000のエミュだ。RG350Mでは起動できるのかどうかもわからんのだが、RG351Pは対応しているっぽいので是非起動させたい。ただ、パソコンのエミュは起動したことないのでどうするのかよくわかっていない。何とか起動できるようになったらまた記事にしたいと思う。

 

 

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