No Gadget, No Life

ゲームやガジェットの雑記

ベスト携帯エミュ機 2020

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エントリー機

ランキング対象機

この時期になるとよくある、今年のベストみたいなのをやってみようと思う。今年僕が購入した携帯エミュ機を対象に結局どれが一番良かったの?というのを、僕なりの評価でランキングしていく。エントリー機は以下5機種。

 ・RG350M

 ・RG351P

 ・RG280V

 ・Retroid Pocket2

 ・GPD XD Plus

偏ったラインナップな気もしつつ、抑えるところは抑えていると思ったりもする。

では5位から順に発表。

5位:RG280V

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RG280V

 今年最後に購入した機体。こいつはがっつりゲームを遊ぶ機体ではなく、コレクションアイテム的な要素が強いと感じる。コンパクトで質感もよくなんか手に取りたくなる。エミュ性能はそこそこで、PS1位まではそれなりに遊べる。OSがOpenDinguxというのも、個人的には扱いやすくていい。個々のボタン自体は悪くないのだが、安定して持つことができないために、操作性がかなり犠牲になっている。飾っておくのはいいけど、遊ぶのはちょっと・・・ということで5位。

 

4位:Retroid Pocket2

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Retroid Pocket2

機体のつくりがよく、操作性もよい。特にL2R2ボタンの位置が一番いい。エミュ性能も悪くなく、N64、PSPやDCのゲームも動かせる。OSがAndroid6ということで汎用性も高く、エミュの選択が多いのも強みだと思う。解像度は、640x480と高解像度で画面比もよい。Androidになのに、画面タッチ操作に対応してないのは残念なポイント。こいつの最大の難点は入力遅延。僕が持っている機体の中で一番入力遅延を感じる機種。これがなければもっと使える機体なのに、残念だ。

Android8.1にアップデートされるとの話だったが、Test版というのがリリースされて以降音沙汰なしだ。しかも公式TEST版のダウンロードサイトも消えてしまった。OSアップデートで入力遅延の解消を期待したい。

 

3位:GPD XD Plus

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GPD XD Plus

僕が持っている携帯エミュ機の中では、一番高性能な機体だと思う。N64やPSP、DC、サターンのゲームも遊べるレベルで動かせるものが多い。画面は5インチ、1280x720と大画面の高解像度。OSがAndroid7なので、好みのエミュを選べるし、なんならネットサーフもできるし、YouTubeだって見れる。タッチパネルも搭載しているので、Androidネイティブのゲームもそこそこ遊べるし、Androidゲーム機としても使える優秀な機体だと思う。一時期はコレがあれば他はもういいかなとも思ったりもしたが、現時点での使用頻度は低い。理由は十字キーの操作性の悪さ。僕の機体は、はじめ十字キーの反応が悪く、自分でシリコンパッドを変える必要があった。その後、反応の問題はなくなったのだが、十字キーが小さすぎると感じ、操作しにくい。この機体の大きさならもっと大きな十字キーをつけることも可能だったろうに・・・・デバイスとしての汎用性が高いとはいえ、エミュ機としてレトロゲームメインで使っているので操作性が悪いと使用頻度は下がってしまう。

2位:RG351P

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RG351P

今年のベスト端末という人もいると思う。携帯エミュ機のポイントを押さえている良い機体だと思う。僕が思う携帯エミュ機に重要なポイントとは

・操作性

・OS

・情報

の3つだ。

RG351Pの操作性は、僕の持っている機体の中では一番いい。L2R2ボタンの配置はいまいちだが、許容範囲内。

次にOS。OSもエミュ機の良し悪しを決める重要なポイントだと思う。ハード性能はよくってもOSがダメだと使えないということになる。RG351PのストックFWは、ほとんど使ってないからよくわからないけど、CFWの選択肢が多く、更新も頻繁なのでどんどん使いやすくなる印象だ。多少手間はかかるが、そこも含めて楽しめる。

そして情報も多い。人気ある機体のため、ネット上に情報が豊富だ。大概のことは調べれば何かしらの情報がある。詳しく説明しているサイトや動画も多い。ちょっとだけ時間をかければ専門知識なんてなくても、自分なりにカスタマイズして遊びやすくできるのがよい。じゃあなんで、2位なのか。理由は2つある。

一つは画面。解像度480x320の画面比3:2というのが個人的にはマイナスポイント。僕は画面比4:3が好み。解像度については、RG351Pだけを使っている分には、十分綺麗に表示されていると感じる。でも、RG350やRP2の解像度640x480の機体と比べてしまうと、見劣りする。どうせなら綺麗な画質、オリジナルと同じ画面比で遊びたいと思ってしまい、使用頻度が下がってしまっている。

あとは、エミュアプリ。RetroArchが苦手。特に連射機能をうまいこと設定できないので、すごく使いづらいと感じるのだ。僕はシューティングやアクションゲームを遊ぶことが多く連射機能が欲しくなるのだが、RetroArchの連射設定は僕には難解すぎて使いこなせない。加えてゲームの起動が遅い。

これら2点は「比べると」という程度のものなので、両方持ってなければあまり気にならないのかもしれない。それよりも、N64やPSP、DCのゲームが少なからず動かせるほうが重要という人には、RG351Pは良い機種になると思う。

 

1位:RG350M

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RG350M

2位と1位は僅差で、どちらかというとRG350Mを使うことの方が多いという程度の差。RG351Pで挙げた僕が思う3つのポイントについてみてみると。

操作性については、RG351Pと同じメーカーで同じ配列、同じボタン(だと思う)なので、差はなく、どちらも操作性の良い方だと感じる。

OSについては、RG351Pの様に複数の選択肢(僕が知っているのはROUGEだけ)はないが、ストックFWのままでも、既にそれなりに完成されたOSだと感じる。実際僕は購入時(ストックFW)のままで、個々のエミュアプリだけを新しいのに置き換えて使ってる。

情報についても、OpenDingux自体のコミュニティーが大きく情報が多いし、RG350M固有の情報も多いので探せば何かしらの情報を見つけられる。

RG351Pより良いと感じる点としては、まずは画面。解像度640x480で、画面比・解像度ともに不満無し。あとは、エミュがRetroArchではないこと。エミュは個々のアプリとなっているので、設定方法や設定内容がバラバラになるというデメリットはあるものの、それぞれのエミュの設定は簡単で、連射機能の設定も思い通りにしやすいことが多い。結果使いやすいと感じる。

後、HDMI出力で大画面でも遊べるというのは地味に良いポイントでもある。

まとめ

何のゲームをしたいのかによって、どの機体がいいのかは人によって差が出るとは思う。僕の場合、基本はRG350Mを使って、RG350Mでは起動できない、起動しても遅いと感じるゲームをRG351Pで遊ぶという使い方をしている。そして、RG351Pでもきつい場合は、GPD XD Plusを使う。

僕は、N64やPSP、DCのゲームはあまりやらないというのも、RG350Mが1位になる理由だと思う。RG351PでPSPやDCのほとんどのゲームが快適に動くというなら、評価は変わるかもしれないが、実際RG351Pでもパワー不足だと思うので、結果RG350Mで十分だと感る。逆に言えば、一番高性能なGPD XD Plusの操作性がRG351P並みになれば、GPD XD Plusが1位という可能性もあったと思う。

番外

操作性、エミュ性能、画面サイズこれらだけで評価した場合、実はハイスペックAndroid機+有線ゲームパッドの組み合わせが最強だと思っている。ただ、この組み合わせは携帯性と利便性(いちいち接続しないといけない)が悪く、「携帯」という点では評価がすごく低い。落ち着いた場所で落ち着いてプレイするなら、PCを使った方が快適なわけで・・・・ただ、Android機の場合、コントローラー次第で化ける可能性はある。Razer Kishiのような携帯性がよくケーブルがなくても有線接続になり、携帯クリップも必要ないようなコントローラーがあれば、一気に携帯エミュ機の代わりになりうる。Razer Kishiは挟み込んだ状態が不安定なのでダメなんだけどね・・・