電子工作の知識も技術もないので、物理的に壊れていることがない限り、買った機体を分解するなんてことはしないのだが、Powkiddy X21はこのままお蔵入りして使われることはないと思ったのと、SoCがわかれば互換性のあるFWを見つけられるかも?との期待もあり、思い切って分解して中を覗いてみることに。
分解の難易度は高くないと思う。背面の+ねじ10本を外して、断線に注意しながらカパッと開けるだけ。開けたときにプラスチックの爪が割れたけど・・・・そこはあとでプラリペアでくっつけておいたw
中の写真を取り忘れたのだが・・・細長いメインボートが入っていてそこにスピーカーとバッテリーがハンダで直付けされていた。開けるときに注意が必要。
でメインボートを取り外すと、SoCが確認できた。
SoCはAllwinnerのF1C200sというものらしい。
Linuxを使った簡単な機器(メディアプレイヤー)なんかに使われるSoCで数百円レベルのSoCのようだ。
メインメモリは64MB。X21での動作周波数はものによるだろうからわからない。
F1C200sを使っている携帯ゲーム機はいろいろあるようで、エミュ機でいうと、Powkiddy V90やTRIMUI、ゲームギアミクロなんかもこのSoCを使っているらしい。
Linuxが動くなら、OpenDinguxをコンパイルしなおせば動かせるのかもな~と思ったりもする。TRIMUIに使われいているSoCと同じということは、X21はTRIMUIと同等性能ということになる。もしかしたらTRIMUIのFWで動いたりするのかな?!
TRIMUI Ultra-S ミニゲームコンソールldkgame.com
さらに基盤を見てみると、FW用と思われるSDカードスロットがある。
ホットグルーで固められているがこれを外してSDカードを取り出してみると
16GBのマイクロSDカードが入っていた。多分ここに対応するFWを入れれば、別のFWで起動できると思う。
7インチ液晶は、大きくって見やすくて良いと思うし、グリップがあって機体を持った時の安定性も良い。ボタン類の反応・操作性も悪くない。ほんとFWだけ何とかなればと思う。TRIMUIと同等だとすると、GBA位は安定して動かせると思うんだよな~
気が向いたらFWの入れ替えをやってみようと思っている。