No Gadget, No Life

ゲームやガジェットの雑記

8BitDo Pro 2 レビュー

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8BitDo Pro2

8BitDo Pro2をAliでオーダーしてから2週間ちょい。やっと到着したのでレビューをしようと思う。今回はPro2単体のレビューになる。後日GameSir X2の比較レビューもする予定だ。

はじめに:

僕はAndroidスマホでエミュを遊ぶために使いやすいゲームパッドを探している。なのでこのレビューはスマホ用のゲームパッドとして、使いやすいかどうかという視点になっている。過去にたくさんのゲームパッドを購入してきたが、今回購入した8BitDo Pro2で僕のゲームパッド探しが終われるのか?!

過去のゲームパッドレビューは以下

ゲームパッド カテゴリーの記事一覧 - No Gadget, No Life (hatenablog.com)

機能概要:

特徴的な部分だけ切り出して書くと

  • 背面パドルボタンが2つ
  • 連射機能付き
  • Switch, macOS, iOS, D-input, X-inputに対応
  • Bluetooth接続、有線接続の両方に対応
  • L2R2はアナログ式
  • 十字キーが上側にある(これ重要w)

アプリを使うと以下の事が出来るようになる。アプリはWindows、MacOS、Android、iOSに対応している。

  • 各ボタンの再割り当て機能
  • マクロの設定
  • アナログスティック、L2R2ボタンの感度変更
  • 3つのプロファイル保存

ゲームパッドとして詰め込めるだけの機能は、全部詰め込みましたという程機能豊富だ。

オプション品:

スマホを取り付ける2軸式のクリップとゲームパッドとクリップを収納できるケースがある。僕は両方ともゲームパッドと一緒に購入をした。

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僕が購入したゲームパッド、スマホクリップ、ケース

僕はAliの8BitDo Official Storeというところで購入し、合計で8,922円だった。今見ると他の販売店では3点セットで7,023円というのもあるので、購入先を気にしない人はもっと安く購入できると思う。

コメント頂いて知ったのだが、Amazon JPでも販売しているようだ。ゲームパッド単体で、6,980円なのでちょっと高いけど、翌日配送なのですぐほしい人には良いかもしれない。ただ、ケースは売っているようだが、肝心のスマホクリップは売ってないようだ。

8BitDo Pro 2の付属品:

付属品はUSB A to Cのケーブルが1本と英語、中国語の説明書となる。

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いつも通り高級感ある箱に入っている

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箱の中身

8BitDo Pro 2の操作感:

8BitDo SN30 Pro +とほぼ同じ。目を瞑って持ったらどっちかわからないwそういう意味では操作性、グリップ感ともにゲームパッドとしては申し分ない作りだ。

PS4用のコントローラーのDS4やSwitchのProコンと比較しても同等レベルの作りの良さだと思う。

形の似ているDS4と操作感を比較すると、十字キーはDS4より少し浅めの押し心地で気持ちやわらかい感触。ABXYボタンの大きさはほぼ同じで、Pro2の方が少しストロークが長い。LRボタンはPro2の方が横長で、少し軽い押し心地。アナログスティックはPro2の方が背が低く感じた。

違いは感じるが、どちらが良い悪いという感じではなく、どちらも操作はしやすいと思う。

また、Pro2には背面パドルが付いいる。カチッカチッとした浅い落ち心地で、L2R2持ちでも、L1R1持ちでも自然にアクセスしやすい位置と大きさになっている。

スマホに取り付ける:

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スマホクリップを使ってGalaxy Note 10 Plusを取り付けたところ

2軸式のスマホクリップとなっているため、スマホを取り付けても重心が上側に寄らない。その為このように安定しておくこともできる。持った感じのバランスも良い。

スマホクリップをつけても有線接続できる!:

SN30 Pro +専用のスマホクリップでは、クリップを付けるとUSBコネクタをふさいでしまうため、スマホで使う時は有線接続できなかったが、新型スマホクリップではその点も改善され、スマホクリップをつけても有線接続可能だ。

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左:Pro2と新型スマホクリップ、右:SN30 Pro +と旧型スマホクリップ

なので、有線接続で入力遅延を気にしないで遊べる。

重さはどうか?:

2軸式クリップによって、重心が上に行ってしまうバランスの悪さは解決しているが、少し重いと感じてしまった。そこで、重さをはかってみたところ。

  • Pro2 と新型スマホクリップ : 270g
  • SN30 Pro +と旧型スマホクリップ:245g

と、ちょっとだけ重くなっている。

これに、Galaxy Note 10 Plusを付けると

  • Pro2 と新型スマホクリップにGalaxy Note 10 Plus:501g 

となる。

ちなみに、GameSir X2は本体だけで167g。Galaxy Note 10 Plusを付けると398gと100g以上軽い。

普段200g以上のスマホは重すぎるだとか、RG350Mのようなアルミ筐体の携帯ゲーム機は重すぎるとかいうのを見て、その程度の重さで重いとかいうならお前はもう何も持つな!と思ってしまう僕だが、さすがに500gのゲームパッドは少し重い。

コントローラーにグリップがあるので、慣れればそれほど問題にならない重さだとは思う。実際、ゲームをしている時はほとんど気にならないが、終わった時にちょっと手が疲れたと感じることはあるw

少しでも軽くして使いたいなら、バッテリーパックを外して有線接続にする手もある。30g位は軽くなる。僕は面倒なのでそのまま使うけどね。

新型スマホクリップはSN30 Pro +に付くか?:

付く。SN30 Pro +もPro2も同じ形の様でスマホクリップには互換性があるようだ。

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SN30 Pro +に新型スマホクリップを付けた

なので、SN30 Pro +を持っていて、スマホクリップを使って有線接続したいという場合は、クリップだけ買えば取り付け可能だ。

ケースに収めてみる:

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専用ケースにゲームパッドとスマホクリップを収めたところ

クリップは取り外す必要があるが、ちゃんとケースに収まる。上部の網ポケットにはケーブルも収められる。

ケースのサイズ感は以下のような感じ。

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上:Galaxy Note 10 Plus、左下:Pro2のケース、右下:RG351Vのケース

ゲームパッドケースとしては一般的な大きさだと思う。このケースには、XBOXコントローラーやSwitchの純正プロコンもちょうど収まるサイズ感だ。

これなら持ち歩きもできる。

Ultimate Software for Pro 2:

Ultimate Software - Support - 8BitDo

アプリを使うことで、ボタンの割り当てのしなおしや、背面パドルに任意のボタンを割り当てることが出来る。僕はAndroidスマホにアプリを入れて試してみたが、直観的に操作できるアプリで特に迷うことなく、背面パドルにABボタンを割り当てできた。

プロファイルを3つまで保存することができ、コントローラー全面下部のボタンで切り替え可能。

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赤枠の部分がプロファイル切替ボタン。

ゲーム中でも切替できるので、設定を複数作っておいて、状況に合わせて切り替えるというのもできる。こういう機能は純正コントローラーにないサードパーティー製ならではの良い点だと思う。

Switchでもつかってみる:

SwitchでApexを起動して試してみた。背面パドルにAB(ジャンプとしゃがみ)を割り当てたので、モンハン持ちしないでも、ゲームパッドで屈伸レレレ打ちができるようになった。

Switchに繋ぐには、背面の切り替えスイッチをSにして、Switch側で新しいコントローラーとして認識させればいい。

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左から、S:Switch、A:Mac、D:D-Input、X:X-Input

操作感は問題ない。ジャイロもちゃんと機能している。純正コントローラーの代わりとしても十分使っていける。ゲームによっては十字キーが上側についているので、Pro2の方が向いている場合もある。

まとめ:

スマホクリップを使ってスマホで使うゲームパッドとしては、完成系と言って良いのではないだろうか。これ以上望むことがない位のゲームパッドだと思う、僕のゲームパッド探しは一段落ついたと感じている。

一方で、スマホクリップタイプでは「重さ」という問題がどうしても残ってしまう。重さを気にするのであれば、スマホを挟み込むタイプのゲームパッドの方が良いのかもしれない。という事で、次は今まで気に入って使っていたGameSir X2との比較をしてみようと思う。