前回、Surface Duoのエミュ機性能を調べてみたが、今回はSurface Duoの電子書籍リーダーとしての使用感を書いていく。
僕の場合、基本はKindleを使って電子書籍を読むので、Kindleでの使用感がメインとなる。
活字主体の本の場合：
活字主体の本の場合、あまり利点を感じない。というのも、一応KindleアプリはSurface Duoに対応していることになっているようだが、見開きで開くと真ん中（ヒンジ）部分に来た文章が表示されず、右のページから左のページに読み進めたときに、文章がつながらず「？？」となってしまう。
これに気が付くと、ページをめくるたびに「ちゃんと表示されてる？」というのが気になって本の内容が頭に入ってこない。
何故、右ページの左端と左ページの右端を繋ぐように表示させないのか？理解に苦しむ。
実はこの仕様、Kindleアプリだけでなく他のアプリでも同様で、全画面表示（２画面を１画面で扱う表示）をするとヒンジ部分が表示されない。なので、おそらくOSレベルでの問題なんだろう。
これ直してほしいな～。右ページの左端が、左ページの右端に来て表示漏れが無いようにしてくれたら、全画面表示の使い勝手がぐんと上がると思う。
そんなわけで、活字主体の本を読む場合は、結局１画面で本を読むことになる。Kindleアプリでは文字の大きさや行間幅を自由に調整できるので、どの端末で読んでも視認性の差は出ない。
本読み端末として普通に使えるが２画面を活かすには、片方の画面で本を読みつつ、もう一方の画面で調べ物をすると言う様な、特殊な使い方を求める場合に限られる。
漫画を読む場合：
結論から言うとすごく快適だ。見開き表示でき、表示サイズも良い、今まで使っていたスマホ・ファブレットを超える使いやすさだ。
漫画なら、画面中央の部分が表示されていなくてもほぼ問題ないし、何より見開きページが自然に見れるのが良い。
視認性だけを求めるなら、タブレット端末を使えばいいわけだが、ポケットに入るサイズで、という事になるとSurface Duoが一番良いと感じた。
スマホとの表示能力の差：
僕が普段使っているスマホとで、漫画を表示した場合の比較をしてみた。
まずはiPhone11 Pro Maxとの比較：
スマホとしては大きな画面の部類に入るiPhone11 Pro Maxだが、それより大きく表示されている。画面上に無駄な空白もない、ピッタリサイズだ。
攻殻機動隊の様な脚注などの細かい文字の多い漫画は、少しでも大きく表示された方が読みやすい。
Galaxy Note 10 Plusとの比較：
これも同様。Galaxy Note 10 Plusの方がiPhone11 Pro Maxより少しだけ大きく表示されるのだが、それでもSurface Duoの方が大きく見やすい。
何より、見開きで表示できるので読書体験としては、実際の本を読んでいる感じに近い。
Alldocube iPlay7Tとの比較：
iPlay7Tは７インチ、アスペクト比16:9のスクリーンを持つ、中華ファブレット。動作がもっさりしており、電子書籍リーダーとして以外はほとんど使っていない。
流石にこれと比べると、Surface Duoの方が表示サイズが小さい。
持ち歩きや、汎用性を考えると、Surface Duoの方が使い勝手良いかな？と思う。
因みに、Surface Duoの1画面の表示域の横幅が約8.55cm、iPlay7Tは8.75cm。
さらに、昔マニアにファンが多かったXperia Z Ultraが8cmとなる。
ついでにXperia Z Ultraとの比較：
Xperia Z Ultraはむかーし僕が自炊漫画リーダーとして愛用していた機種で、Xperia Z Ultraは凄く巨大な端末という印象があったので、これより表示される横幅が広いというのは個人的にちょっと驚いた。
最後に各端末との大きさ比較：
ポケットに入れたときの感覚的は、Surface DuoはiPhoneなどの大きめのスマホに近い感覚だ。iPlay7T、Xperia Z Ultraはポケットに入れると邪魔すぎる・・・
それでいて表示サイズはiPlay7T、Xperia Z Ultraに近い。
Galaxy Z Fold 3を入手後は使うのかな？：
現時点では、最高の電子書籍リーダーだと思っているし、携帯エミュ機代わりにもなってホビー用のサブ端末としては優秀だ。
Galaxy Z Fold 3はメイン端末になる上に、Duoより汎用性が高い可能性があるので、Galaxy Z Fold 3を入手した後もDuoを使い続けるかは謎ｗ
