今回は、Windows版のRetroArch上でPCSX2を起動方法を記載する。
PS2エミュは、PCSX2一択になるとは思うが、Windowsアプリになっているスタンドアロン版だと、ゲームの設定や起動までの操作がキーボードやマウスのついていないONEXPLAYER miniではやや面倒。
一方RetroArchは、起動してしまえば以降の操作はゲームパッドだけで可能なので、ONEXPLAYER miniでもゲームの設定や起動がしやすい。
という事で、RetroArchでPCSX2を起動できるらしいので試してみた。
biosファイルの配置:
まず、RetroArchでbiosファイルを認識できるように、吸い出したbiosファイルを配置する。
- ~retroarch/system/ に pcsx2 というフォルダーを作成
- pcsx2フォルダー内に、biosというフォルダーを作成
- biosフォルダー内に、biosファイルを格納
biosファイルは、.BINの他、.EROM、 .NVM、.ROM1、.ROM2が必要。
配置すると以下のようになる。(ファイル名は吸い出した機体の型番による)
その他フォルダーの作成:
次に、その他必要なフォルダーを作成する。
- ~retroarch/system/pcsx2 の中に、cheats、cheats_ws、memcards というフォルダーを作成
フォルダー構成は以下の様になる。
biosは、biosファイルの格納場所
cheatsは、チートパッチの格納場所
cheats_wsは、ワイドスクリーンパッチの格納場所
memcardsは、オプショナルでメモリーカード情報の格納場所らしい。
COREのダウンロード:
biosとフォルダーの配置が完了したら、COREをダウンロードする。
- RetroArchを起動
- 「メインメニュー」の「オンラインアップデータ」を選択
- 念のために、「コアの情報ファイルを更新」と「アセットを更新」をやっておく
- 更新が終わったら、「コアダウンローダ」を選択
- 「Sony - PlayStation 2 (PCSX2)」を選択してCOREをダウンロード
ゲームの起動:
ここまで来たらあとは、普通にゲームを起動すればいい。
- 「コンテンツをロード」から、PS2のROMファイルを(.isoなど)を選択
- 「提案するコア」でPCSX2を選択すればゲームが起動する。
対応するROMのファイル形式は、以下の通り
- .elf、.iso、.ciso、.chd、.cso、.bin、.mdf、.nrg、.dump、.gz、.img、.m3u
注意点:
このCOREは、まだ開発中らしく不安定らしい。なのでクラッシュしたりするとの事。
僕の環境ではクラッシュはしなかったが、一部画面がバグったりしていた。
エミュ性能:
まだ開発中という事もあるのか、スタンドアロン版の方がエミュ性能は高い。
あまり負荷の高くない、グラディウスVは普通に起動でき、FPSも60出ていたが一部敵の弾がバグってしまっていた。
地球防衛軍2は、20~30FPS程度しか出ずゲームが出来る状態じゃなかった。
現状では、スタンドアロン版使うしかないかな、という印象だった。
Android版RetroArchではどうか?:
良くわからないけど、Android版のRetroArchでは「コアダウンローダ」にPCSX2が表示れなかったので、この方法が使えるのはPCだけの模様。
上記の内容は、公式サイト記載されている内容をかいつまんで記載しただけなので、ちゃんとした情報を確認したい場合は、以下の公式サイト確認するとよい。