8月5日に突如Pre-Orderが開始されたRetroid Pocket 3。思わずポチってしまったわけだが、ポチった後に気になる事がチラホラと・・・事前に調べてない僕が悪いんですが。
ということで今回は、Retroid Pocket 3の気になる点を記事にしてみた。
スペック:
以下公式サイトのスペック表。
簡単に言うと、Retroid Pocket 2+ (以降RP2+)と同じSoC(T310)に、RAMを3GBにし、画面サイズを4.7インチ(16:9)にして、Android11を搭載しましたって感じ。
公式サイトによると、Android11を搭載する事でAndroid9を搭載しているRP2+より20~30%のパフォーマンスアップだとか。
20~30%のパフォーマンスアップなんて本当かね?ちょっと怪しいw
SoCのベンチマークスコアを他機種と比較してみると、以下の通り。
機種 | CPU | Antutu9スコア |
ー | Snapdragon 8 Gen 1 | 約100万 |
ー |
Snapdragon 888 | 約80万 |
ー | Snapdragon 870 | 約70万 |
GPD XP Plus | Dimensity 1200 | 約65万 |
Odin Pro | Snapdragon 845 | 約40万 |
Powkiddy X18s | T618 | 約20万 |
Retroid Pocket 3 Retroid Pocket 2 + |
T310 | 約14万 |
RG552 | RK3399 | 約7万? |
今となっては、かなりロースペックな機体になっている。
とはいえ、DreamCastもそこそこ動き、PSPも重いタイトルを除いて良く動くようだ。Saturnもタイトルによっては動くものもあるらしいし、GameCubeも数は少ないようだが、設定をいじれば動かせるタイトルもあるらしい。
価格は、3GBを搭載したバージョンが$129(約17,000円)、2GBバージョンが$119(約16,000円)。
新型なのでRP2+より高性能なSoCを積んでいて欲しかったという気持ちもあるが、この価格ならまあ妥当かなという気もする。
個人的には、Odin Proを持っているのでポチらなくって良かったのでは?!と、ポチった後に思ってしまった。
デザイン:
Switch Liteそっくりなデザインは◎。カラーバリエーションも多く、見た目にも楽しい。ただ、このぱっと見に騙されてはいけない。(見た目重視派なら別w)
僕はRP2を持っているのだが、RP2はビルドクオリティが良い機体だったので、RP3についても見た目通りのビルドクオリティを期待したいところ。
相変わらず、ABXYボタンは豆粒みたいな大きさなのが気になるが、十字キーの位置やR2L2ボタンの配列などは好みだ。
ただ、問題になりそうなのがStart/Selectボタンの位置。
機体の上側って、こんなところにStart/Selectボタン付ける?!
Start/Selectボタンを頻繁に使うゲームだと、操作性は最悪だろう。
まあ、この機体が安定して動くタイトルだとボタンが余りそうだから、R2L2あたりにStart/Selectボタンを割り当て直しても良さそうではあるが・・・
このボタン配置は、かなりのマイナス点だと思う。普通にD-PadやABXYボタンの近くにStart/Selectボタンを配置すればいいのに、何故ここ?って感じ。
後、Homeボタンの位置も微妙。ゲーム中に間違って押してしまいそうな位置だ。それと、出来れば戻るボタンも欲しかった。
ボタン配置を見ていると、よく考えて作ったんかな?と疑問を持ちたくなってしまう。
この辺は実際使ってみて操作性の検証をしてみようと思っている。
画面サイズと画面比:
RP2+の3.5インチから4.7インチに大型化した!と喜んでは見たものの、よく見ると画面比は16:9に変更されている。
4:3のゲームを、オリジナルの画面比で表示させると3.5インチ(4:3)の時と表示エリア変わらない気がする・・・・下手すると小さくなる??
GBAやPSPのゲームではメリットはありそうだが、性能的にはPSPのゲームはギリギリ動くくらいと思われるのでちょっと微妙。GBA専用になっちゃうか?w
因みに、3.5インチ・4:3液晶と5インチ・16:9液晶で4:3のゲームを表示させたときの表示エリア比較は以下
RP3は4.7インチなので、表示領域はこれより小さくなるはず。
追記:
4.7インチの16:9と3.5インチの4:3の比較は以下。4:3のゲームなら、4.7インチの16:9の方が、ちょっとだけ大きく表示されるね。
Android11:
搭載されているOSはAndroid11らしいが、Android11って外部ストレージへのアクセスが、しにくくなったバージョンじゃなかったけ?
エミュレーターによっては改善されているものもあるが、未だ外部ストレージに直接アクセスできないエミュレーターも残っていたような・・・・DrasticとかRetroarch とか・・・・
ROMは外部ストレージにまとめて入れておきたい派なので、これが出来ないとちょっと面倒かもしれない。
これも入手後に検証が必要そうだ。
入力遅延:
個人的に最大の関心事項は、入力遅延の有無。RP2は、一般的には評価の高い機体だったが、個人的には全く使わない機体になっていた。
全く使わなかった理由は、入力遅延。僕が触ったことのあるエミュ機の中で、ダントツで入力遅延が大きく、ゲームによってはやってられないくらいの遅延があった。
同じAndroidを搭載している、Odin Proもわりと入力遅延が大きい。Odin Proは入力遅延さえなければ完璧なんだがと思える機体だけに、入力遅延が大きいのは非常に残念だ。
僕の経験上、Androidだからと言って、必ずしも入力遅延があるというわけでないようなのでRP3ではどうなるのか?気になるポイントだ。
入力遅延が少なければ、そこそこ遊べる端末になると思うし、RP2の様に入力遅延が酷ければ入手後即お蔵入りの可能性もある・・・
とまあ、ちょっとネガティブ寄りな内容になってしまったけど、コストパフォーマンスを考えれば結果良い機体という可能性もあると思って期待はしている。
出荷が8月20日から開始との事だが、何となく、なんだかんだ言って9月以降にやっと出荷開始されるんじゃない?と邪推してしまったりしている。
まあ、気長に待ちますよw