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ONEXPLAYER mini でTDP変更してみた

ONEXPLAYER mini(Intel Core i7-1195G7)でのTDP変更方法の覚書とちょっとしたテスト結果。

ONEXPLAYER用に、Windows上でTDPの変更が出来るようになるソフトが出るって話があったのだが、いまだにリリースされた気配がない。

TDPの変更は、BIOS設定からも出来るようなので、TDPの変更方法と変更してみた結果を記録しておこうと思う。

 

TDPの変更方法:

設定を変えるには、キーボードが必要になる。

ONEXPLAYER miniに、キーボードを繋いで本体を起動し、ONEXPLAYERのロゴが出る前後でキーボードの「ESC」を押すとBIOS設定画面に入れる。

ONEXPLAYER miniの左下のオレンジのボタン(HOMEボタン)&ボリューム+(Plus)ボタンでもBIOS画面には入れる。

BIOS設定画面に入ったら、MAINタブの一番下の「Custom Settings Nominal」を変更する。

BIOS設定画面の初期状態

初期設定では、

  • Power Limit 1:15000(15W)
  • Power Limit 2:25000(25W)

になっているが、これを。

  • Power Limit 1:25000(25W)
  • Power Limit 2:30000(30W)

に変更する。

変更するには+ーキーで値を変更させるか、変更したい数字部分にカーソルを合わせて直接数値を入力しても良い。

TDP変更後

上記の様な設定で、低25Wで高30Wで動作するはずだ。

この設定を保存してWindowsを再起動すれば変更完了だ。

Apex Legendsを試す:

TDP変更後、Apex Legendsを起動して射撃練習場で違いを比較してみた。

ざっくりというと、大体10~20FPS位フレームレートが上昇した。

TDP15Wの時は、射撃練習場のオブジェクトが多い場所だと60FPS行くか、行かないか位で遷移しているが、TDP25Wだと、低い時でも70FPSを超えていた。

実際にプレイもしてみたが、TDP15Wの時は、撃ち合いが始まると50FPS前後を遷移していたのに対して、TDP25Wでは60FPSを切ることは無かった。

ただ、TDP25Wは電池の消費が激しい・・・・

まとめると、以下のような感じだ。

TDP 平均FPS 電池消費
15W~25W 約55FPS 10分で10%程度
25W~30W 約70FPS 15分で20%程度

初期状態の15Wでも2時間連続稼働は厳しいが、25Wに変更すると1時間程度しか連続稼働させれなくなってしまう。

しかも、普段はデスクトップPCと28インチスクリーンで、144FPS以上でプレイしている為か、ONEXPLAYER miniの7インチスクリーンでは、60FPS安定で動かせていても、遊びにくいっていうか、全然弾が敵に当たらんw

今さらながら、ゲーミングUMPCではこの手のゲーム(First Person Shooter)は、無理だなと気が付いてしまった。

 

という事で、TDPは初期状態(15W)に戻すことにしました。

ONEXPLAYER miniでは、もう少し遊びやすいPCゲームを遊ぶ事にします・・・・