No Gadget, No Life

ゲームやガジェットの雑記

気になる携帯ゲーム機たち 2022年秋

最近販売リリースされた携帯ゲーム機や、これからリリース予定の携帯ゲーム機で、僕が気になっているものをまとめてみた。

RG353M:

RG353Mは、SoCにRK3566を搭載したAnbernic製の携帯エミュ機の最終形態とも言えるような機体。

スペック概要:

  • SoC:RK3566
  • RAM:2GB
  • 画面:3.5インチIPS 解像度 640x480
  • 無線通信:2.4/5G WIFI 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2
  • バッテリー:3500 mAh
  • OS:Android11 と LinuxのDual boot
  • その他:ステレオスピーカー、メタルシェル
  • 価格:21,499円(+送料)

先にリリースされていたRG353Pとほぼ同じ仕様。大きな違いはシェルの形状と素材になる。

シェルがAnbernicらしい4角形に戻り、素材がメタルになることで高級感が増しているようだ。他にもL2R2ボタンやアナログスティックに改良が加えられ、筐体サイズも一回り小さくなっているなど、細かい改良が加えられている。

前作のメタルシェル機RG351MPでは削除された無線通信機能もちゃんと搭載。

エミュレーター性能としては低めで、PSPは重くないタイトルならほぼ問題なし。DreamCastやSega Satrunもわりと多くのタイトルが遊べるレベルで動く。

価格帯からするとちょっと非力ではあるが、それを補う魅力を感じる。

過去何度かAnbernicからレビューのオファーを受け、サンプル機を受け取ったことがあるが、RG353Mについてはレビューのオファーはもらえなかった為、実機は触ったことが無い。

まあ、僕のサイトのアクセス数からしてレビュー依頼の打ち切りは当然かもね・・・

触ってみたいので買ってみようかな?とも思ったが、ほぼ同等スペックの機体である、RG353VRG503を持っているので、買っても使わないな・・・と思って、購入は保留することにした。

特に画面サイズが3.5インチってのは老眼の僕には厳しいサイズなので・・・

円高になり価格が20,000円を切る事があれば、コレクションアイテムとしての購入を考えるかもしれないw

Retroid Pocket3+:

Retroid Pocket3+は、Retroid Pocket3のアップグレード版。SoCをT310からT618にアップグレードした機体になる。

スペック概要:

  • SoC:Unisoc Tiger T618
  • RAM:4GB
  • 画面:4.7インチ 解像度 750x1334
  • 無線通信:2.4/5G WIFI 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0
  • バッテリー:4500 mAh
  • OS:Android11
  • 価格:$149.00(約21,000円)(+送料)

前作Retroid Pocket3が2022年8月末に出荷開始されたばかりだが、アップグレード版となるRetroid Pocket3+の予約が既に開始している。出荷開始は11/18との事。Retroid Pocket3購入者には$25のディスカウントが1000個限定で適用されるらしい。

Retroid Pocket3からの変更点は、SoCとシェルのカラーの追加のみとなるようだ。

SoCのベンチマークの差は以下の通り。

機種 CPU Antutu9スコア
Retroid Pocket 3+ T618 約20万

Retroid Pocket 3

T310 約14万

僕はT618機を持っていないのではっきりとした事はわからないが、エミュレーター性能的には、PSP、DreamCast、Sega Satrunあたりのタイトルがほぼ動かせる性能だとおもわれる。Gamecubeなんかも動かせるタイトルがあるだろう。

PS2なんかも動くタイトルがあるらしい。わりとイケてる?!

前作Retroid Pocket3では、PSP、DreamCastなんかは、「あとちょっと」感があったので、この「あとちょっと」に不満がある場合は、買い替えもありかもしれない。

ただ、前作Retroid Pocket3で一番不満のあったStart/Selectボタンの位置が変わらずに、機体上部に配置されたままというのはいただけない。

予約開始時にポチリかけたが、考えてみたらRetroid Pocket3をほぼ触ってない事や、Retroid Pocket3+より高性能なOdin Proを所有していることを思い出し、購入を踏みとどまったw

物欲を抑えるためにOdin Proをいじってたら、「Odin Pro良いじゃん」と改めて認識させられたので、Retroid Pocket3+は見送ることになりそうだ。

次回作として噂されているRetroid Pocket3SはSoCがD900で画面サイズも大きくなるらしいので、それを待つことにしたい。

RG505:

RG505は、11/16にリリースが予定されているAnbernicの新製品。

画面サイズは約5インチで、SoCはRG353シリーズに搭載されているRG3566より高性能なSoCが搭載されるようだ。

スペック概要(噂含む):

  • SoC:Unisoc Tiger T618
  • RAM:4GB
  • 画面:4.95インチ OLED 解像度 960x544
  • 無線通信:2.4/5G WIFI 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0
  • バッテリー:5000 mAh
  • OS:Android12
  • その他:RG353Mと同じアナログスティック搭載。ジャイロセンサー搭載。

Retroid Pocket3+のライバル機になりそうな仕様だ。

Retroid Pocket3+の様に変な位置にStart/Selectボタンが無いし、画面サイズもRG505の方がちょっと大きいので、僕はこっちの方が好みかもしれない。

価格次第では購入もありだと思っている。年内にはリリースされるかな?!

搭載OSは、AndroidのみではなくLinuxとのDual bootにしてほしいな~。

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RAZER EDGE:

RAZER EDGEは、その名の通りRAZERが発表した携帯ゲーム機。

僕が本命だと思っている機体だ。

スペック概要:

  • SoC:Qualcomm Snapdragon G3x Gen 1
  • RAM:8GB
  • 画面:6.8インチ 解像度 2400x1080 AMOLED 144Hz
  • 無線通信:Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2
  • バッテリー:5000 mAh
  • OS:Android12?
  • 価格:$399.99

本体とゲームパッド部分が分離するので、スマホにゲームパッドを付けたような構成になっている。

一体型を求める人にはちょっと違うと感じてしまうかもしれない。

搭載されるSoCがSD8 Gen1にも匹敵するような性能なので、Android機としてはスマホと比較してもハイエンドにあたると思わるので、これがあればもう他のAndroid携帯ゲーム機はいらなくなるまでありそうな機体だ。

ゲームパッド部分がRazer Kishi V2と同等の様なので、操作性も抜群だと思われる。

リリースは2023年1月の予定で、米国では予約が開始されているようだ。

日本でのリリースは未定で、日本からは予約すらできない・・・

日本での発売発表を求む!

Steam Deck:

Steam deckはValveがリリースしている機体で、Steamでリリースされているタイトルを遊ぶための携帯ゲーム機。UMPCと同じ扱いをする人もいるようだが、僕的にはSteam専用ゲーム機という認識なので、UMPCとは異なるものと無理やり思っているw

スペック概要:

  • CPU:Zen 2 4c/8t、2.4~3.5GHz(最大448 GFlops FP32)
  • GPU:8 RDNA 2 CU、1.0~1.6GHz(最大1.6 TFlops FP32)
  • RAM:16GB
  • 画面:7インチ IPS 解像度 1280 x 800
  • 無線通信:2.4/5G WIFI 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0
  • バッテリー:40Whr
  • OS:SteamOS
  • 価格:59,800円~99,800円

Steam deckは、去年から出荷開始している製品だけに今となっては性能的には少し物足りないと感じるかもしれない。純粋なスペックだけを見たら既に販売開始をしている6800Uを搭載したゲーミングUMPCの方が上だろう。

さらにここ数日、円安が落ち着き少しずつ円高になって来ているので、今の為替レート($1=138円)でアメリカでのSteam deckの販売価格を円に換算すると、最上位モデルが$649=約90,000円となるので、日本での販売価格が割高になってしまっているように感じる。このまま円高傾向となる場合、日本での販売価格は是非見直してほしいところだ。

僕は8月初旬に予約をしたのだが、未だに購入連絡は来ていない。アメリカでは即購入できる状態になりつつあるらしいので、そろそろ日本でも出荷開始の気配があっても良いと思うのだが・・・・年内に入手可能なんだろうか?

Logitech G CLOUD Gaming Handheld:

Logitech G Could Gaming Handheld は、LogitechとTencentが組んで作られたという携帯ゲーム機。

スペック概要:

  • SoC:Qualcomm Snapdragon 720G
  • RAM:4GB
  • 画面:7インチIPS 解像度 1920 x 1080
  • 無線通信:2.4/5G WIFI 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.1
  • バッテリー: 23.1Whr
  • OS:Android11
  • 価格:$349.99

性能の割に高額という事であまり話題になっていない機体。

日本からは購入できないことも日本で話題になっていない理由だろう。

Androidゲーム機としては確かにちょっとパワー不足感はあるが、携帯エミュ機として考えればそこそこ行ける気もする。

7インチ・16:9のAndroid機ってタブレットも含めてレアガジェットだし、仮に7インチの格安Androidタブレットがあったとしても、それにつけるゲームパッドは皆無なので一体型のゲームパッドが付いているLogitech G CLOUDって実はアリなんじゃ?と思い始めている。

円高が加速して、かつ、日本からも購入できるようになったら買ってみるのもありなんじゃないかと思っている機体w

PIMAX Portal:

PIMAX PortalはVR機などをリリースしているPIMAXから発表されたゲーミングデバイス。もうね、なんでもありのとんでも機だ。

11/15からKickStarterでクラウドファンディング形式で販売開始されるようだ。

スペック概要:

  • SoC:Qualcomm Snapdragon XR2
  • RAM:8GB
  • 画面:5.5インチ 144Hz 807ppi
  • 無線通信:2.4/5G WIFI 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.1
  • OS:Android(バージョンは不明)
  • 価格:本体のみ$299~。VRアダプター付き$449~

PIMAX Portalの本体は5.5液晶搭載のAndroidゲーム機だ。ぱっと見は普通。

搭載されているSoC XR2は、Qualcomm Snapdragon 865相当の性能らしい。

XR2はスタンドアロン型のVR機、Meta Quest2にも搭載されている。SoCのスペック的にはミドルクラスと言ったところだろう。

ただ、PIMAX Portalの凄さはそこではないと思われる。

まず目を引くのがVRアダプターへの対応。

本体のコントローラーはSwitchの様に取り外しができ、画面が付いた本体部分だけに出来る。そしてその本体をVRアダプターに付けることでVR機に変わってしまう。

取り外したコントローラーはそのままVRコントローラーとなる。

既にVR機をリリースしてきているメーカーだけあってVR機としての性能も良さそうだ。

Meta Quest2の様なスタンドアロン機となっており、6DoF(上下左右と前後の動きを感知)に対応している。

本体の裏側に5つのカメラが内蔵されているので、インサイドアウト方式で6DoFを実現している。

この5つのカメラはドックモードにした時のモーションセンサーにもなる様で、Kinectの様な使い方も出来るようだ。

VRで使った時の画面の繊細さにもこだわっている様で、VRの映像を映す本体の液晶は807ppiという超高繊細画面となっている。

VRで使う場合、超近距離で画面をレンズで拡大するので300ppi程度の液晶では荒い画面になってしまうので、高繊細な画面を用意したのだろう。

VR機器の場合、画素密度をPPDと言うので表現されるようだが、PIMAX Portalは27PPDと40PPDの2種類が用意されるようだ。

Meta Quest2のPPDが20程度、PIMAX 8Kが22.5程度なのでPIMAX Portalはかなり高画質な可能性が有る。

他にも、携帯モードでの画面サイズを8.8インチにする拡張アダプタが用意されていたり。

PCのゲームをストリーミングプレイするためのミニPCBOXが用意されていたりする。

もうほんとに何でもありだねw

僕的には本体コントローラーの十字キーがダメすぎてこれでゲームする気にはならんけどねw

ただ、取り外し可能となればオプションでまともな十字キーの物も出る可能性はある。

上位機種のVRアダプター付きで、$599。(約83,000円)

Meta Quest2が58,400円~なので、高画質でAndroidゲーム機にも出来ると思えば悪くない価格かもしれない。

今後の円高に期待したい!

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