WIN600を活用したい:
Steam Deckを入手してから、WIN600を全く触らなくなってしまった。
WIN600はPCゲーム機としては非力だが携帯エミュ機としてみれば十分な性能。
このクラスの性能を持った携帯エミュ機で十字キーが上側に付いている機種は稀有なことを考えると使わずに放置しておくのはもったいない。
Batoceraを内臓ストレージに導入して完全な携帯エミュ機として使うことも考えたのだが、Windows機はWindows機として使える状態にしておきたい。
Windows/BatoceraのDualbootにする手もあるが、OS切り替えが面倒くさい。
かといってWindows上で各エミュを導入して、かつ、使いやすいように統合ランチャーを自分で設定していくのは、もっと面倒くさい。
そこで見つけたのが、RETROBAT。
RETROBATはWindows用のアプリで、こいつをインストールすれば各種エミュレーターが一括でインストールされ、かつ、Batoceraそっくりの統合UI上で各エミュを管理できる。
導入は簡単。UIも統一感がありコントローラーだけで操作可能。Windowsにいつでも戻れる。これだ!と思って早速導入をすることに。
RETROBATの導入方法:
導入方法は簡単だ、ザクっとまとめると
- RETROBATのインストールファイルを公式サイトからダウンロード
- ダウンロードしたファイルを実行してインストール
- BIOSとROMを所定のフィルダーに配置
以上!
インストール直後の画面がコレ。
見慣れた感じの安心感w
10分もかからずに、この環境がWindows上に作れた。
公式サイトのWIKIにはドキュメントも揃っているので、こちらに目を通しておくと良いと思う。
BIOSやROMの配置、対応エミュや選択可能なCORE、ナビゲーションキーやホットキーについてなど、一通りのドキュメントが揃っている。
スタンドアロン版は追加インストールが必要:
PPSSPPやRedream、PCSX2などはスタンドアロン版のエミュを選択可能だがこれらは、追加でインストールが必要。
と言っても「システム別詳細設定」でスタンドアロン版のエミュを選んでおくと、ゲーム起動時に不足のエミュをインストールして良いか聞かれるので「YES」を選んでインストールすればいいだけだ。
スタンドアロン版を使う場合は、スタンドアロン版の設定画面等であらかじめ、ある程度の設定をしておく方良い場合もある。特にホットキーとか。
スタンドアロン版のエミュは「RETROBAT」というメニュー画面から個別に起動できるのでこちらでエミュを起動して設定を済ませておくと良い。
エミュによってはイマイチな点も:
一部しか試せていないが、エミュによってはいくつか不具合らしきものが発生した。
DreamCastでは、スタンドアロン版のRedreamを選択するとなぜかゲームが起動しなかった。
なのでスタンドアロン版のRedreamを使いたい場合は、「RETROBAT」の画面からエミュを起動してからエミュの画面の中からゲームを選択する必要がある。
この場合、BIOSが読み込まれないので、エミュが直接参照する場所にBIOSを追加配置する必要があった。
Redreamの場合、
~/RetroBat/emulators/redream に boot.bin を配置するとうまくいった。
Saturnは、スタンドアロン版のエミュであるSSFは選択できないのでRetroArchのFlycast等を使う必要がある。
他にもまだあるかも・・・・
感想:
Batocera/WindowsのDualbootよりは使いやすくなったかな?!という感じ。
エミュで遊びたい時はRetroBatを起動し、Steamのゲームを遊びたい時はSteamを起動するというのをOSの再起動無しで出来るのは便利。
RetroBatを起動してしまえばコントローラーだけで操作が可能になるのも良い。
たいしたことではないかもしれないけど、なんとなく使いやすくなった気がするw
そもそもキーボードもマウスもついているデスクトップパソコンなら個別のエミュからのゲーム起動もさほど不便を感じないけど、WIN600の様な入力系統がゲームパッドのみの携帯機にはRetroBatは有用なアプリだなと感じた。
暫く使ってみて良い感じだったら、ONEXPLAYER miniにも入れてみようかな~