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【雑記】妥協できるキーボード MX MECANICHAL MINI

ふとしたことから始まってしまった僕の「理想のキーボード」の探し。

「この世の中に僕の理想とするキーボードは存在しない」と結論付けて、「理想のキーボード」ではなく、「妥協できるキーボード」探しに路線変更。

これによりなんとかキーボード沼にはまる事を回避した。

何事も諦めが肝心。いらん拘りを捨てる妥協の精神も必要だろうw

そんなわけでキーボード探し最終回である。

MX  MECHANICAL MINIはアリ:

前回の記事では、Keychron K3を購入するも使い続けることは困難と判断し、MX MECHANICAL MINIを次の購入候補に挙げながらも、若干購入を躊躇していたのだが、結局購入してしまった。だって、他に選択肢が無いんですもの・・・

僕のキーボードに対する条件は以下

  • 日本語配列
  • 背の低いキー
  • Fキーあり
  • カーソルキーあり、かつ、山型の配列
  • 左下にControlキー
  • 打鍵感は良い方が良い
  • 幅30cm前後
  • USB接続とBluethooth接続でメインPC、サブPCの使い分け可能

僕の知る限り、市販されているキーボードで上記の条件を満たした製品はMX MECHANICAL MINI以外に見つけられなかった。

一番ネックになった条件は「日本語配列」。日本で日本語配列のキーボードを探すことが困難ってどういうこっちゃ?!

ひとまずKeychorn K3の時の様に、致命的な不満を感じることなく使えている。

不満もあるにはある:

キー配列・接続方式・電池の持ちなど機能面ではほぼ不満の無いMX MECHANICAL MINIだが、細かい部分で2つほど不満点が出た。

それは、

  • デザイン
  • 打鍵音

Keychorn K3のEscキーだけ色が付いていてるデザインがツボった為か、シンプルな2色の配色のMX MECHANICAL MINIのデザインはちょっと物足りない。

ESCキーだけ配色が違うデザインがお気に入り

さらにMX MECHANICAL MINIの打鍵感は良いのだけど、Keychorn K3の打鍵音と比べるとちょっと軽いプラスチック感のある音が混ざっており、いまいち。

「カコカコ」という悪くない音なのだが、その音の中に、プラスチック系の「カチャカチャ」という音が混じっている感じ。

何か改善方法が無いかなと思ってネットの海を彷徨っていると、キーボードカスタマイズというジャンルがある事を知る。これまた、深そうな沼だw

キーキャプの交換:

キーボードをカスタマイズの一つにキーキャップ交換というのがあるらしい。

キーキャプには様々な種類があるようで、キースイッチと規格が合えば交換可能のようだ。

MX MECHANICAL MINIのキーキャップを外して確認してみると、「Kailh choc v2」というのが使われているのがわかった。

MX MECHANICAL MINIのキーKailh choc v2

このキースイッチはCherry MXのキーキャップと互換性があるようだ。

Keychorn K3のGateronスイッチも、Cherry MXのキーキャップと互換性がある。

Keychorn K3のキーGateron

試しにMX MECHANICAL MINIとKeychron K3のキーを交換してみたところ交換可能だった。

ESCキーを交換するだけで、MX MECHANICAL MINIがKeychron K3っぽくなるにはなるが、Keychorn K3のキーキャップは少し小さい為、全体的にキーがスカスカになり違和感がある。

左:KeyChron K3のキー。右:MX MECHANICAL MINIのキー

また、キーキャップはPBTという素材の方が音が静かになり、打鍵音もコトコト感が増すらしい。MX MECHANICAL MINIのキーキャップはABSで、ABSはPBTに比べると薄く軟かい素材なので、安っぽい音が出るというのが一般的のようだ。

ということで、交換可能なキーキャップを探したのだが、まったくない!

Cherry MX互換はたくさんあるのだが、ほとんどがUS配列。さらにロープロファイルとなると皆無だ。ここでも日本語配列の壁が・・・

仕方ないので、一部のキーだけでも交換できれば良いと妥協する事にして、US配列・Cherry MX互換のロープロファイルキーキャプをAmazonで購入。

USキーでも問題なさそうなキーを交換した結果こうなった。

キーキャプ交換後

キー配色にアクセントが付いて良い感じになった。

スペースキーは大きさが合わず交換不可。日本語配列特有の記号キーも印字が合うものが無いのでオリジナルのキーのままにしている。

打鍵音は少しだけ音が低くなり、かつ、PBTの方が少し厚みがある為か打鍵感も良くなった気がする。

ルブる:

デザインの問題は、キーキャップの交換で対応完了。ただ、まだ打鍵音にはプラスチックっぽい、カチャカチャ音が混じっている。

キーボードのカスタマイズには静音化というのがあり、その中の一つに、キースイッチに潤滑剤を塗る事で音を小さくする方法があるらしい。これを行うと打鍵音が劇的に変わる様だ。

静音化は求めてないが、音を変えるのには興味ある。ということで、早速キースイッチの潤滑剤「ルブ」なるものを購入。

キースイッチ専用の物もあるらしいが、よくわからないので、たまたま見たYoutube動画で紹介していた、Amazonで買えるものを適当に買ってみた。

早速キーにルブった。

分解は面倒なので、隙間から注入

結果、音が変わった!

カチャカチ音とカサカサ音が消えて、キーをたたくと「コトコト」と、しっとりとした心地よい音がするようになった。

これは気持ちいい。

ついタイピングしたくなるようキーボードになった気がする。

 

一部のキーキャップが交換できていないので、「理想のキーボード」にはなっていないが、「妥協できる」範疇には収まったと思う。

危うくカスタムキーボードもしくは、自作キーボードの沼にはまるかと思ったが、ギリギリのところで回避w

拘り始めるときりがなさそうなので、ひとまずキーボード探しはここまでとすることとした。

 

それにしても、なんで良さげなキーボードやカスタムパーツは英語配列ばかりなのか謎だ。日本語を使うなら日本語配列一択だと思うんだけどな・・・

遊びで使うなら英語配列でも良いんだけどね。