はじめに:
前回Windows版のファミコンエミュレーターMesenを使って、悪魔城ドラキュラのHD化というのをやってみたが、できれば携帯エミュ機でもHD化したい。という事で今回はRetroarchを使ってHD化を試してみた。
最近はGalaxy Note 10 PlusとGamesir X2の組み合わせが僕のメイン携帯エミュ機となっているので、この環境で試している。
他にもRetroarchを使っている中華エミュ機、Retroid Pocket2やGPD XD Plusでも試してみたが結果は最後に記載する。
必要なデータ:
必要なデータはWindows版と同じなので前回の記事を参照。使うエミュがRetroarchに変わるだけだ。
- HDPack:対象のゲームをHD化する改造データ
- ROM:USA版の悪魔城ドラキュラのROMデータ
Retroarchの設定:
まずRetroarch側でCoreをダウンロードしておこう。
メインメニュー→オンラインアップデータ→コアダウンローダ から、Nintendo -NES / Famicom(Mesen) をダウンロードしておく。
次に、ダウンロードしたMesenを使ってCastlevania (USA).nesを起動してみる。
ゲームが起動できることを確認したら、Retroarchのメニューを開く。
クイックメニュー→オプション で Enable HD Packsがオンになっていることを確認する。僕の場合、初期設定でONになっていた。
HdPacksの導入:
RetroarchのsystemディレクトリにHdPacksというディレクトリを切ってその下に、
ダウンロードしてきたHdPackを解凍してフォルダーごと格納する。ROM名とフォルダ名は同じにすること。
ちなみに、Retroid Pocket2やGPD XD Plusでも同じ場所
Internal Storage/RetroArch/system や /sdcard/RetroArch/system にHdPacksというディレクトリを切り、Castlevania (USA)というフォルダーごと格納すればいい。
ゲーム起動:
後はROMファイルを指定してCoreにMesenを選択してゲーム起動すればHD化された状態でゲームを楽しめる。
中華エミュ機でのHD化:
Retroarchを使っている中華エミュ機なら同じことができるだろうと思い、ついでに試してみた。結果は以下の通り。
Retroid Pocket2(Android6.1)
Mesenを使ってHD化は可能であったが、FPSが8程度しかでず、遅すぎてゲームにならない。
GPD XD Plus(ストックFW)
同様にHD化は可能だが、FPSが35~40程度。やはり遅くてゲームにならない。
RG351P(ArkOS/351ELEC)
そもそも、MesenをCoreとして選べない。GPD XD Plusでも遅くてゲームにならないので、起動できたとしても多分遅くてゲームにならないと思う。
HD化で遊ぶにはそれなりの機体性能を求められるようだ。僕は最近スマホ+Gamesir X2の組み合わせがメインなので、中華エミュ機で動かないでもいいかな。