はじめに:
レトロゲームを綺麗な画像で遊びたい。そんな願望をかなえてくれるのがTexturePackとかHDPackとかよばれるゲームの改造データだ。
今回はMesenというファミコン(NES)エミュレーターを使って悪魔城ドラキュラのHD化を試してみようと思う。
このHD化(Castlevania HD)では、キャラや背景のHD化が可能。音楽もアレンジされたものに変更される。
起動させる環境はWindows10。多分RetroArchでもできるので、今後Android端末でのHD化も試してみて、上手くいったらまた記事にしようと思う。
準備:
悪魔城ドラキュラのHD化に必要なのは
- Mesen:NESエミュレーター
- HDPack:対象のゲームをHD化する改造データ
- ROM:USA版の悪魔城ドラキュラのROMデータ
の3つだ。
まず、Mesenは最新版のMesen Nes 0.9.9を以下からダウンロード。
HDPackは以下から。(画面左下のRelevant Linkから、Castlevania(USA).zipをダウンロード。
ROMについては、USA版しか対応してないので、NES版のカートリッジを手に入れて吸い出すしかない。
ちなみに、日本語版のROMでもROMのファイル名をHDPackと同じファイル名Castlevania(USA).nesと変えてあげれば、ゲーム中のキャラや背景のHD化は可能。タイトル画面や音楽はオリジナルのままになる。
エミュレーター(Mesen)の導入:
ダウンロードしてきたエミュレーターファイルを解凍するとMesen.exeというファイルが出てくる。
出てきたEXEファイルをダブルクリックして実行するとセットアップ画面が出てくる。
データの保存先、コントローラーの設定、その他を自分の環境に合わせて選んで右下の確認を押すと、エミュレーターが起動する。
この状態でインストールしたフォルダーを見ると以下の様になっているはず。
僕はここにRomというフォルダーを作ってそこにゲームデータを置くことにした。
次にROMフォルダー内にゲームとなるROMファイルを入れる。
ROMファイル名はHDPackのフォルダー名と合わせる必要があるので、Castlevania (USA).zipとした。ファイル形式はZIPのままでも、解凍してNESとしてもいいみたいだ。
ゲームの起動:
ROMファイルを入れたら、Mesenのメニューからファイル→開くを選んで、ROMフォルダーに入れたロムを選択してゲームを起動する。
この状態で普通に遊べる。
HDPackの導入:
一度ゲームを起動すると、Mesenをインストールしたフォルダー内にHdPacksというフォルダーが生成される。
このフォルダーに、ダウンロードしたHDpackを解凍して入れる。
これで準備は完了。
Castlevania HDを起動:
HDPackをROMと同じファイル名で格納したら、Mesenを起動しなおしてもう一度ROMファイルを開く。そうするとHDPackが適用されて以下のようなタイトル画面になる。
ちなみに、日本語ROMを使った場合はタイトル画面は変わらずゲーム画面がHD化されることになる。
ゲーム自体はファミコン版と全く同じはず。単純にキャラのスプライト画像を4倍の解像度のものに差し替えたり、背景画像を差し替えているだけのはず。なので、操作感もオリジナルのままだ。それなのに新鮮な感じで遊べるのはとても良い。