はじめに:
最近「ロードス島戦記ーディードリット・イン・ワンダーラビリンスー」を遊んだんだけど楽しかった。やっぱりメトロイドヴァニアタイプのゲームは良いね。
で、ふと初代メトロイドを久々に遊びたくなったのだが、HD化パックというのがリリースされていたことを思い出し、どうせやるならHD化して遊ぼう~という事でメトロイドのHD化を試してみた。
メトロイドをHD化すると、
- ゲーム画面のHD化
- BGMの変更
- マップ画面の表示機能追加
などが行われる。
過去にゼルダや悪魔城ドラキュラのHD化を試しているが、やり方はそれとほぼ同じだ。
準備:
必要なのは以下。NESエミュレーターのMesenとHD Packをダウンロードしておく。
環境はPC(Windows11)で行った。
- NESエミュレーター:Mesen
- NES Metroid HD Pack
- USメトロイドのRomファイル
Mesenの導入:
上記サイトから「Mesenx64.zip」をダウンロードし、好きな場所に、フォルダーを作って、そこに解凍する。以下2つのファイルが出てくる。
- Mesen.exe
- mesen_libretro.dll
解凍したら、Mesen.exeを実行すると設定ファイルやフォルダー等が自動生成される。
ここで一度ROMを読み込んで、ゲームが起動するか確認しておくとよい。
僕はこのフォルダー内に「ROM」というフォルダーを作って、ROMファイルを入れる事にした。
HDPACKの導入:
上記ROMhacking.netのサイトから、HD Packのダウンロードリンクをクリックすると、Google Driveに繋がって「UnZipMeFirstMetroidHD_V1_5.zip」というファイルがダウンロードできる。最新はVersion 1.5 Custom Editionの様だ。
ダウンロードしたHD Packを解凍すると、以下のファイルが出てくる。
導入に必要なのは、「MetroidHD.zip」というファイル。これをどこかに置いておこう。
ちなみに「AlternateArtAndMusic」内には、差し替え用の他の画像や音源データ入っている。導入後に、導入済みデータをこの「AlternateArtAndMusic」内のファイルと置き換えることで差し替え可能だ。
次に、Mesenでメトロイドを起動した状態で、メニューから「ツール→HDパックをインストールする」を選択する。
そうするとファイルを選択するポップアップ画面が出るので、先ほど解凍した「MetroidHD.zip」を選択して「開く」をクリック。
これで少し待つと、ROMを再起動するか聞かれるのでOKをすればHD化された画面が開く。後は遊ぶだけ!
何となく、スーパーファミコンのスーパーメトロイドを彷彿とさせる画面になる。
BGMも迫力あって◎。ちょっと新鮮な気持ちで初代メトロイドが遊べる。
hashチェック:
このHD Packが適用できるROMは、USカートリッジ版のメトロイドで、Hashが「ecf39ec5a33e6a6f832f03e8ffc61c5d53f4f90b」の物となっている。
自分のROMが対応しているかチェックしたい場合は、IgorWare HasherなどでHashチェックをしてみると良い。
Android機でもHD化:
上記で導入したHDPackデータをコピーすれば、Android機のRetroarchを使って同様のHD化が可能。
まず、Android機のRetroarchを起動して「設定→ディレクトリ」から「システム/BIOS」のディレクトリを確認。初期設定だと、~\RetroArch\systemになっている。
この中に「HdPacks」というディレクトリを作る。
ディレクトリを作ったら、上記で導入したPCのHdPacksフォルダーの中に作られた、HDデータが入っているフォルダー(ROMファイル名と同じ名前のフォルダー)を、Android機に作った「HdPacks」にフォルダーごとコピーする。
Android機で使用するROMファイル名と、コピーしたHdPacksのフォルダー名が同じことを確認。
後はMesenコアを使ってゲームを起動すれば勝手にHD化される。
上手くいかない場合は、クイックメニューのオプションで「Enable HD Packs」がONになっているか確認する。