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ゲームやガジェットの雑記

RG280V CFW ROGUEの導入・初期設定

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デザインとコンパクトさが良いRG280V。CFW(custom firmware)が出ているようなので、導入してみようと思う。

ROGUE最新バージョン(v1.7.10u17)の更新内容:

CFW導入前の準備

PCとの接続

CFWを入れるとアプリケーション類は入れなおさないといけなくなるので、念のために購入時にインストールされているアプリをバックアップしておく。

SDカードをPCにつないで直接バックアップも可能だが、OpenDinguxのファイルシステムは、Windowsでは直接読み込めない。Linuxのファイルシステムを読み込めるソフトを使ってもいいのだが、僕は、USB経由でFTP接続してアプリのOPKをバックアップ取ることにした。

その為にまずはPCとのUSB接続設定が必要になる。

設定方法は以下

  • WindowsPCにドライバーにインストール

  ドライバーをダウンロードしてファイルを解凍。

  解凍したファイル内にある.inf ファイルを右クリックしてWindowsPCにインストール。

   ドライバーのダウンロード

  • RG280V 本体側の設定                          Setting→Networkでネットワーク設定画面を開いて Allow login without password を選択してExitで閉じる。
  • WinSCP等のFTPクライアントで接続

    ・IP:10.1.1.2
    ・port:22
    ・User:root
    ・Password:なし(空欄)

     で接続可能だ。

Appのバックアップ

/media/data/apps/ に移動して、このディレクトリにある.opkファイルをすべてPCにバックアップしておく。すべて使うかどうかはわからないけど、念のため。

その他バックアップ

FBAのサムネルが欲しい人は、

/media/data/local/home/.fba/previews/

に入っている画像ファイルをバックアップしておこう。CFW導入後、同じ場所に入れなおしてあげればいい。サムネルはネットからも落とせるので必須ではないと思う。

CFWのダウンロード

RG280V用のCFW Rogueをダウンロードする。

今回はクリーンインストールをするので、sd_image.binを落としてくる。ついでにその他opkも差し替えように落としておく。

github.com

CFWの導入

新規のSDカードを用意する。以前使っていたSDカードを使う場合は、あらかじめSDカードをSD Card Formatter等でフォーマットしておく。

CFWをSDカードに焼く

Win32DiskImagerでSDカードにCFWのイメージを焼く。

Win32DislImagerを開いて、Image Fileにsd_image.binをDeviceにCFWを焼くSDカードが入ったドライブを指定して、Writeボタンを押下して完了するまで待つ。

イメージファイルが.binになっているので、ファイルを指定するときはすべてのファイル(*.*)で探すとよい。

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SDカードを差し替える

本体についているSDカードを取り出して、CFWを焼いたSDカードに差し替えてRG280V起動する。Rogueのロゴが出てきて初期設定が始まるので終わるまで待つ。

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シールが付いている方のSDカードを差し替える。

基本はこれで終わり。Romは別のSDカードに入っているので、Romの入れ直しは不要だ。SDカード2枚の機体はこれが楽だね。

もとから入っていたSDカードは他に使ってもいいし、取っておいてストックFWに戻したいときに使ってもいい。SDカードを差し替えて起動しなおせば、FWは簡単に切替できる。

エミュレータの追加と更新

CFW導入時点で。FBA、Oh-boy、PCSX4ALL、Picodrive、PocketSNES、ReGBA、Temperが入っている。

エミュレーターを追加するには、opkを

/media/data/apps/ 

に入れてあげればいい。

Picodriveはすでに最新のような気もするが、CFWと同じ場所にアップされていたOPK(PicoDrive_197_rg350.opk)と差し替えておいた。

Temperについては、temper_PCE.opkを入れた方がいい。元から入っているTemperはSelectボタンがエミュのメニュー呼び出しになっているので使いにくい。temper_PCE.opkは電源ボタンがエミュのメニュー呼び出しに変わっている。

temper_PCE.opkとtemper_CD.opkの違いはよく分からない。どちらもCD・HuCardともに起動できた。

後はファミコンエミュがなかったので、バックアップしておいたOPKからfceux.opkを追加しておいた。特に問題なく動いている。

FBAの設定

ROMパスの指定とサムネルファイルの追加をしておく。

ROMパスの指定は、FBAを起動したらStartを押してRoms Pathsを選択。複数のPathが指定できるので、任意の場所でAボタンを押して、ROMパスを指定してからStartで決定。これでPATHの指定ができる。Pathを指定したらSelectを2回押して一度FBAを閉じて、再起動すればROMが読み込まれる。

僕の場合、CPS1、CPS2、MAME、NEOGEOとディレクトリを分けてROMを保存しているので、複数のフォルダーを指定している。

サムネルは、WinSPCなどのFTPクライアントでアクセスして、

 /media/data/local/home/.fba/previews/

にバックアップしておいたサムネルを格納する。ROMファイルと同じ名称のファイル名にしておけば読み取ってくれるはずだ。

 

僕の環境では、画面比が良くなかったので画面比も直しておいた。

Startを押してMain Settingを開き、Default ROM Setting -> Default Run Game setting -> Hardware scalling を Fullscr(フルスクリーン)にしておいた。

その他APPの追加

もとのFWに入っていて、CFWには含まれていないAPPで欲しいものがあるなら、バックアップしておいたopkを/media/data/apps/ に入れてあげればいい。全部を試したわけではないが、基本そのまま動作するはず。DrillやCave Storyは問題なく動いた。

導入後の感想

劇的に何か変わったのかといわれると、変わらない。ちょっとゲームをして遊ぶだけなら、手間かけてやるほどのことじゃないと思う。

ストックFWが既に(中華エミュ機としては)完成されているということなのかもしれない。