はじめに:
RG351Vでは、RG351P/Mや他のOGAクローン端末と違って、SDカードスロットが2つあるので、1つ目をOS用、2つ目をROM用として分けて運用する事ができる。
なので、今回はROM用のSDカードを新規に作成し、SDカード2枚運用をしていこうと思う。ROMを分けておくことで、今後リリースされるであろう、CFW導入時にROMデータを入れなおす手間も省ける。
2スロットの仕組み:
説明書によると、SDカード1枚でも2枚でも運用可能との事。
1枚で運用する場合は、1つ目のスロットにOSとROMファイルを入れたSDカードを刺す。RG351P/Mと同じ運用方法だ。
2枚で運用する場合は、1つ目のスロットにOSを入れたSDカードを刺すが、ROMファイルは要れない。1枚目のSDカードにできる、GAMESのパーティション内にROMファイルは入れない。そして、2つ目のスロットにROMだけを詰め込んだSDカードを刺すことでROMファイルが読み込めるようになる。
2枚で運用するときは、1つ目のスロットのSDカードは最小限のサイズのものでいい。僕は16GのSDカードを使っている。
ROMを入れる2つ目のスロットに刺すSDカードは、自分の持っているROMの量に合わせて変えてあげればいい。対応する最大容量は256GBと書かれているが、これは2スロット合わせてなのか、各スロットなのかわからないので、僕は128GBのSDカードをROM用に使うことにした。
PSPやDCのゲームをガンガン入れるとなると、容量足りないかもしれないが、この機体のスペックでは、動かせるPSPやDCのゲームは限定的。なので、僕は2,3個しか入れていない。そう考えると128GBで十分だと思う。
ROM用 SDカードのつくり方:
作り方は簡単だ。
- SDカードをFAT32でフォーマットする
- システムごとにフォルダーを切る
- ROMデータを入れる
これだけ。
まず、SDカードのフォーマットから
SDカードをFAT32でフォーマットする:
2スロットに付属していたSDカードに、SDカードフォーマットするツールが入っている。
これをWindowsPCにインストールして使ってもいいが、僕はなんか怖いので、ネットからツールを落としなおして使うことにした。
All-in-one Solution for Data Recovery, Partition Manager and Data Backup - DiskGenius
DiskGeniusを使って、SDカードをフォーマットするのだが、説明書にはFAT32でとあるのでその通りフォーマットする。
システムごとにフォルダーを切る:
次にROMファイルを入れるフォルダーを、フォーマットしたSDカードの中に作る。
初めについてきた、SDカードの中を見ながらフォルダーを切ってもいい。
RG351VのStockFWはEmuELEC3.8なので、EmuELEC3.8でサポートしてるシステムは動かせるはず。なので、以下のサイトを参考にフォルダーを自分で追加してもいい。
Supported Platforms And Correct Rom Path · EmuELEC/EmuELEC Wiki · GitHub
あと、僕が試したときの問題点として、ROMファイルを持っているシステムのROMフォルダーだけをSDカードに作って起動させたところ、なぜか全くROMファイルを読み込んでくれなかった。
なので、持っていないROMファイル用のフォルダーも、中身は空でいいので、付属しているSD同様に作成してあげる必要があった。
付属SDにはないものを後から追加した分は、普通に読み込んでくれた。
ROMデータを入れる:
フォルダーを切ったら、あとはシステムに合わせて、自分のROMファイルを入れていけばいい。BIOSが必要なシステムの場合はBISOを入れるのを忘れずに。
ROM用のSDカードの作成が完了すれば、付属していたROM用SDカードはポイだ。
数日RG351Vを使ってみての感想:
FWがいまいちと感じる。RG351P(+ArkOS)と比べるとゲームの起動が遅い。あと、僕の環境ではX68000が動かない。一度StockFWを飛ばしてしまったのが原因なんだろうか・・・
X68000の動かし方は以下参照:
それと、やっぱり持ちにくい。各キーの感触は問題ないが、縦に持つのは手が窮屈に感じてしまう。これは慣れの問題かもしれない。
早くRG351Vに対応した、CFWが出てほしいところ。RG351VのCFW作成は、スクリーンの対応が難航しているようで時間がかかるとのうわさもあるので、いつになるのかは今のところ不明。