イーグレットツーミニを入手したので、遊んでみた感想を書いていこうと思う。
入手したのは、Amazonの「豪華特装版 オリ特無」というもの。
本体の他に、専用コントロールパネル・専用コントロールパッド・専用パドル&トラックボール(+10本のゲーム)・インストラクションパネル・インストラクションカード ・サウンドトラックCD・攻略本とほぼ全部入りのパッケージだ。
お値段約45,000円とゲーム機としては、かなり高価な部類に入ると思う。
良かったところ:
画面:
4インチ・16:9のアストロシティミニでは、ちょっと小さいなと思っていたのだが、イーグレットツーミニの、5インチ・4:3というスクリーンなら、このまま遊び続けられるサイズ感だなと感じた。
外部モニターに繋ぐのは面倒なので、本体のみで遊べるサイズというのは良い。
また、縦画面のゲームではディスプレイを縦に出来るので、縦シューも標示領域を無駄にせず大きく表示されるのが凄く良い。
ジョイスティックのサイズ:
本体に内蔵されているジョイスティックのサイズ感も良い。
アストロシティミニのジョイスティックは、おまけ感があり小さくて使いにくい。外部コントローラーを買えばよかったと後悔した位だ。
一方、イーグレットツーミニのジョイスティックは、アストロシティミニより少し大きく、背も高くなっている為、違和感なく使える感じだった。
画面サイズ・ジョイスティックのサイズ感が良いので、本体のみで十分遊べる。ちょっと遊ぶくらいなら、専用コントロールパネル・専用コントロールパッドはいらんかったかも・・・と思った。
専用パドル&トラックボール:
僕はこれが欲しくって、イーグレットツーミニを購入したまである。これを使ってサイバリオンがやりたかったのだ!
僕は当時、X68000版のサイバリオンをゲームパッドを使って遊んでいたのだが、たまーにゲームセンターのトラックボールで遊ぶサイバリオンが新鮮で楽しかったという記憶があり、それが家で出来るならと思ってイーグレットツーミニ買うなら一緒に買わねば!と思っていた。
実際イーグレットツーミニでサイバリオンをプレイした感想は、わりと満足。
ゲームセンターの物よりトラックボールは小さいが、それでも雰囲気は十分出ている。十字キーで操作するのとは全く違い、このゲームはやっぱこれだよな~って思ったw
サイバリオンをトラックボールでプレイした感じでは、よく言われる遅延も感じず不満なく遊べた。
攻略本:
攻略本が付いていることは気にしてなかったのだが、手に取って読んでみるとこれが凄く良いw
良く知らないゲームもあるわけで、アイテムの効果や入力コマンド、ステージ構成などが割と詳しく書かれており、ゲームを楽しむのにすごく役に立つと感じた。
ゲームに飽きて、攻略本を眺めているとまた遊びたくなる。そんな効果もあるw
が・・・ここまでがピークだった・・・
ダメなところ:
遅延:
ネット上でも散々言われていることだが、遅延が酷い。ゲームにならないとまでは言わないが、明らかな遅延がある。何なら、ゲームを選ぶメニュー画面で既に入力遅延を感じる。アクションゲーム主流のラインナップなのに遅延があるのは致命的だろう・・・
ネットの情報によると、遅延の理由はいくつかあるようだ
- 付属ディスプレイの表示遅延
- エミュレーターによる遅延
- 電力不足による動作遅延
- ジョイスティックの遊びによる遅延 など
反応速度の良い外部モニターで出力する、コントロールパッドを使う、規定通りのACアダプター(5V/2.4A)を使うなど、色んな対策があるようだが、ちゃんと解決出来るとは言えないようだ。
僕は以下を試してみたのだが、多少遅延が解消されたように感じた。
- 反応速度の良い外部モニターに出力
- コントロールパッドを使う
- 本体設定からフィルタリングをONにする
- HDMI:壁紙 を OFFにする
本体だけで遊ぶときより、遅延が少なくなった気はするが、それでも多少遅延している。
試しに上記のセットアップで、ダライアス外伝をSwitch版と比較プレイしたところ、Switch版をプレイし始めた瞬間、自機の動きが軽く機敏になったように感じたので、やはりイーグレットツーミニでは、遅延が発生しているのだと思う。
サイバリオンをプレイした時は遅延は気にならなかったが、アルカノイドはまともにプレイできないと感じるほどだった。
アルカノイドの場合、遅延というより自機がカクカクしているような印象で、スムーズにかつ、精密に動かせないので、ゲームにならないといった印象だった。
遅延については、Youtubeでも動画を出している人がちょいちょい居るので、購入する前に確認したいという人は見てみると良いと思う。
オリジナル版と違う:
アルカノイドのステージ内容がオリジナルと異なるというのがTwitterで話題になっていた。1面から違うw
いや…このステージ1なんぞ…? 海外版…? 俺が知らんバージョン…? pic.twitter.com/MncMYzHalU
— 神谷英樹 Hideki Kamiya (@PG_kamiya) 2022年3月2日
僕はそんなにアルカノイドをやり込んだことは無いが、流石に1面は何となく覚えている。なので、僕もスタート直後に「あれ?こんな面だっけ?なんか違くね?」となった。
イーグレットツーミニの収録タイトルを見ると、特になんの記載もなくアルカノイドが収録されていると書かれている。
だが、サポート情報のよくある質問を見ると。「SDカード収録ゲーム「アルカノイド」「アルカノイド リベンジオブ DOH」の2タイトルにつきましては、他社との権利関係の事情で一部ステージ内容が異なっております。ご了承ください。」と書かれている。
なんかせこくね?!収録タイトルのところにちゃんと書けばいいのに、わかりにくいところに書くから炎上するんだと思うな・・・
個人的にはオリジナルに拘りは無いので、楽しめれば良いのだがなんかちょっともやっとする。
まとめ:
個人的には、好きなタイトルが多く詰まった機体なので、常時そばに置いて遊びつくしたいところなのだが、やはり遅延は気になる。
遅延があるならコンシューマー機への移植版で遊ぶ方が良いかな・・・と思ってしまう。
この手の製品のいいところは、置物として楽しむという点もあるが、アーケードのオリジナル版を家庭で遊べるという点もあるので、満足して遊べる品質にして欲しかったな~と思う。
遅延はエミュ機の宿命なのかもしれないが、メーカーが直々にリリースしてくるという事で、もう少し完成度の高いのを期待してしまっていたので、裏切られた感はある。高かったし・・・
今後のアップデートで改善されることに期待したい。アップデートなんてあるのかどうかシランケドw