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ゲームやガジェットの雑記

ROG Phone6 で使うゲームパッド

ROG Phone6をゲーム機、もしくは、携帯エミュ機として使用するにあたって、必須アイテムとなるのがゲームパッド。という事で、今回はROG Phone6に最適なゲームパッドを探ってみた。

スペック概要:

ゲームパッド探しの前に、簡単にROG Phone6のスペックを確認。

以下はゲームに関係ありそうな性能部分だけを抜粋した。カメラとか使わんしw

より詳細スペックは公式サイトを参照。

  • SoC:Snapdragon 8+ Gen 1
  • GPU:Adreno 730
  • RAM:16GB LPDDR5
  • 画面:6.78インチ 2448x1080
  • 内部ストレージ:512GB
  • OS:Android12
  • バッテリー:6,000mAh
  • 重さ:239g
  • デュアルフロントスピーカー

携帯エミュ機として捉えるとオーバースペックだねw

また、レトロゲームを遊ぶには、画面比が20.4:9というのはちょっと横長過ぎるかもしれない。

Antutuベンチマークを走らせてみたところ、驚異の110万越え!

ROG Phone6でのAntutuV9.4.4のスコア

現状この機体で遊べないゲームは、実質Androidでは遊べないと捉えて良いのでは?!

SD8+Gen1は発熱が凄いって話を聞いたことがあるので、機体が熱くなるのかと思いきや、暖かくなった気配もなかった。ベンチマーク実行中の最高温度も36.7度とそれほど高くない。

スペックは十分だと確認できたので、早速最適なゲームパッドが何か決めて行こう。

ROG Kunai 3 Gamepad for ROG Phone 6:

ROG Phone6専用のゲームパッドとなるROG Kunai 3 Gamepad for ROG Phone 6

装着するとちょっとごつい携帯ゲーム機の様になる。そこそこ一体感があって良い。

Kunai3にはROG Phone6を装着する専用のケースが付属しており、このケースの左右にコントローラーを取り付ける形になる。SwitchのJoyconみたいな感じ。

コントローラー取り付け用のケースは薄く柔らかい素材で出来ている。USB-C端子が付いており有線でコントローラーに接続できる仕様だ。

また、コントローラーはBluetooth接続にも対応しており、付属のアタッチメントを使うと普通のゲームパッドの様に使う事も可能。

この状態でもUSBによる有線接続・Bluetooth接続どちらも可能

これを単体のゲームパッドとして使うことは無いかな~。

肝心の操作性だが、ABXYボタンは浅めの落ち心地でカチカチとした反応の良いボタンになっている。直径は7.5㎜と小さめ。

アナログスティックは左右で高さが異なり、左側の方が少し背が高い。恐らくFPSなんかでエイム用に使う事を意識しているんじゃないかな?!

十字キーは硬めの押し心地で、若干ストロークが長く感じる。大きさは20㎜とこれまた小さめだ。

L2R2ボタンはアナログ方式になっている。

また、背面にもボタンがあり位置も押し心地も良い。

握りも良く、操作性は概ね良いのだが、ストリートファイターZero3で十字キーの操作性を試してみたところ、波動拳も昇竜拳もコマンドミスが多発した。

恐らく十字キーの押し心地がやや硬くストロークが長い為、斜め方向の入力が若干入り難いのだと思われる。意識して斜めを入れるようにすればコマンドは入るのだが、とっさの対空昇竜は無理だった・・・

ちょっと期待外れだったな~

後コントローラーを装着しているケースが薄く柔らかい素材なので、ゲーム中ちょっと力が入ると若干コントローラー撓む感じがして違和感を感じた。

ほかにも気になる点が・・・それは入力遅延。

有線接続なので入力遅延は気にしないで良いだろうと思っていたのだが、念のためチェックしてみたところ。

なんかちょっと遅延してるっぽいんですが・・・・・

ROG Phone6+Kunai3は一体感があり、ちょっと触ってみた感じでは、普通に遊ぶ分には良いかな?と思ったけど

  • 十字キーが小さく操作性がいまいち
  • 力が入ると若干たわむ
  • 入力遅延がある

と、エミュ機用として使うには、欠点がある事がわかってしまった。

Razer Kishi V2:

出来ればKunai3を使いたかったんだけど、不満が出てしまったのでお気に入りのスマホ用ゲームパッドRazer Kishi V2にROG Phone6を装着。

ROG Phone6は大きめのスマホなのでRazer Kishi V2が装着できるか心配だったが、ギリギリ装着可能。スマホケースを付けてしまうと無理という感じ。

ROG Phone6は下部のUSB-C端子が本体中心ではなく左側に寄っているのでRazer Kishi V2を付けると、段違いのような形となり一体感がなくなってしまうのはちょっと残念。

Kunai3で感じた十字キーの操作性の悪さや、不安定感は無くなった。

肝心の入力遅延有無を確認すると

この通り。遅延はほぼなしと言える結果に。

同じ有線接続でもゲームパッドによって差が出るんだね~。

Razer Kishi V2で良いかなと思ったのだが、ゲームパッドに対応していないAndroidゲームを遊びたい場合、Kunai3ではキーマッピング機能を使ってゲームパッドのボタンへ操作の割り当てが出来るのだが、Razer Kishi V2ではキーマッピング機能使えなくなっている模様。

一長一短だね~

GameSirX2・GameSirX3:

GameSirX2GameSirX3でも試してみようかと思ったのだが、ROG Phone6が大きすぎて装着できなかった。

8Bitdo Pro2 + スマホクリップ:

ついでに普通のゲームパッド(8bitdo Pro2)にスマホクリップで装着するパターンも試してみた。

操作性という点では不満点の無い8bitdo Pro2だけど、取り付け取り外しがやや面倒。

また、重心がゲームパッドとスマホの間位になり、ゲームパッドのやや上(空中?)にある感じなるので、手に持って遊ぶには重心が安定しない感じがする。

机の上に手を置いて遊ぶならゲームパッド自体の操作性は良いので問題は無いと思う。

入力遅延チェックをしてみると

Kunai3と同じ位の入力遅延がある模様。

う~ん、操作性は良いんだけど、取り回しや持った時の安定感にやや難のあるこの形をあえて使う理由は無いかな・・・

ROG Phone6をドックにおいて据置ゲーム機の様に使うなら8bitdo Pro2はベストかもしれないけどね。

使用したドックはサンワの汎用ドック


という事で、基本はRazer Kishi V2を使い、Androidのゲームでゲームパッドに対応しておらずキーマッピング機能を使いたい時はKunai3を使う、という感じで運用して行こうかなと思っている。

というかROG Phone6を買ってから全然ゲームで遊んでないや~(汗