今回はiPlay50 miniのアップグレード版iPlay50 mini Proについて。
Proをエミュ機として使ったら幸せになれると思ったのに、そんなことなかったという悲しいお話。
欲が出た:
僕はiPlay50 miniをほぼ電子書籍リーダーとして使っているのだが、エミュ機としても使えるのでは?!と思い試したところ、これがなかなか良い。
8.4インチの縦画面エミュ機という「レア機」が爆誕したw
iPlay50 miniのSoCはT606というもので、最近中華エミュ機でよく見るT616とほぼ同等の性能のSoC。
ただ正直もう少し性能が高ければGCや3DSのタイトルなんかも快適に遊べるようになるのに。と思っていた。
さらに、この画面を横向きに出来たら大画面携帯エミュ機になり、「あれ」の様な機体で一足先に楽しめちゃうのでは?
そんな考えが頭をよりぎり、気が付けばiPlay50 mini Proをポチりさらには、タブレットを横向きに挟んで使えるゲームパッドPG-9023Sもポチっていた。
これが今回の悲しい事件のプロローグ。欲なんか出さなければ良かったのに。
スペック概要:
取りあえず、iPlay50 mini Proの概要スペックを確認しておく。赤字が無印版と違う部分だ。
詳細スペックは公式サイト参照。
- SoC:MediaTek G99
- RAM:8GB
- ROM:256GB
- 画面:8.4インチIPS
- 解像度:1,920×1,200
- バッテリー容量:5000mAh
- 大きさ:126mm x 202.7mm x 7.5mm
- 重さ:306g
- 価格:約1.5~2万円
簡単に言うと見た目・大きさは全く同じで、SoCとRAMが強化されたのがProだ。
スピーカーがシングルなのも同じ。スピーカーはステレオにしてほしかったな~
Antutuベンチマーク(v10)の結果をProと無印版とで比較するとこんな感じ。
無印版は約25万。Proは38.5万で約1.5倍の性能アップ。特にGPUスコアが3倍近くなっているのでエミュ機としての期待が高まる。(この段階では・・・)
入力遅延が酷い:
さて画面を横向きにして挟めるゲームパッドPG-9023Sを入手し、ベンチマークスコアも上々。
iPlay50 mini ProをPG-9023Sに挟み手に取ると握りも良い。これは良いぞ~!と期待が高まる。
しかし、この時点がピークだった・・・
我が家では、入力遅延が酷い機体でゲームを遊ぶ事を禁じられているため、まずは入力遅延の有無を確認しなければならない。という事でサクッとチェック。
上記はGBAの星のカービィのミニゲーム刹那の見斬りでの結果。
実機だと10フレーム位で安定なのだが、iPlay50 mini ProとPG-9023Sの組合せではどんなに頑張っても16フレーム。体感では17~18フレームが安定なので、7~8フレーム位遅延していることになる。
7フレームって言ったら約0.12秒よ?確実に体感で違和感を感じるレベルの入力遅延だ。
PSPのグラディウスポータブルを試してみるも
「1秒くらい遅れてるんじゃないの?!」
と思えるほどの遅延。入力遅延が酷すぎてゲームにならない。
PG-9023Sは無線(Bluetooth)接続なので多少の遅延は想定内ではあるがこれは酷い。
はじめはゲームパッドPG-9023S側に問題があると思っていたのだが、PG-9023Sと無印版の組合せを試すと。無線ゲームパッドならそうなるよね。という程度の遅延。
上記の画像だけ比較すると1フレームの差だが、Proではめちゃくちゃ頑張って16フレーム。安定は17~18フレーム。無印版では15フレームでほぼ安定。この差は大きい。
PSPのグラディウスポータブルも試してみたが多少遅延は感じるものの、Proで感じたような大きな遅延ではない。
「なんだこれ??」
機体性能が上がっても、入力遅延が増えるんじゃエミュ機としては使えない!
仕方がないので、有線接続でかつ遅延の小さいゲームパッドなら何とかなるだろうと思って試してみたが、結果は期待外れ。
ダメだコレ・・・これなら無印版で遊ぶ方が100倍マシです。
この後、PS5のリモートプレイも試して、PlayStation Portal先取り♪ なんてことを考えていたのだが、完全にやる気をなくしてしまいました。
あ~悔しいから、Legion Y700 2023を買ってしまおうかしら。