iPlay 50 miniを購入したので僕の使い方を紹介してみる。
8インチ軽量タブレット:
前回8インチ防水タブレットOUKITEL RT3を気に入って使っている事を記事にしたが、OUKITEL RT3を使っていて改めて思ったのが「8インチタブレットのサイズ感の良さ」だ。
片手で持ちやすい大きさで電子書籍リーダー、特にコミックリーダーとしてすごく良いサイズ感である事に気が付いた。
老眼の僕にはスマホで漫画を読むのは厳しい、かといって10インチクラスのタブレットは大きすぎるし重い。「8インチってちょうど良い」と感じたのだ。
OUKITEL RT3も8インチなのだが、538gもある重量級タブレット。片手持ちは厳しいし、ごつくって持ち歩く気にもならない。という事で以前から気になっていたiPlay 50 miniを追加購入するに至った。
iPlay 50 miniはコストパフォーマンスが高いというのもあるが、重量292gと300g越えがほとんどの8インチクラスタブレットの中では、最軽量クラス。片手で持って読書をするにもちょどよいサイズ・重量だと思う。
スペック概要:
まず簡単にiPlay 50 miniのスペックに触れておこう。詳細は公式サイト参照。
- SoC:Unisoc T606
- RAM:4GB
- ROM:64GB
- 画面:8.4インチIPS
- 解像度:1,920×1,200
- バッテリー容量:4000mAh
- 大きさ:126mm x 202.7mm x 7.5mm
- 重さ:292g
- 価格:約1.5万円
SoCに使われているT606はT616とほぼ同等性能のSoCらしい。
Antutuベンチマーク(v10)の結果は以下の通り。
Antutu(v9)だと22万程度らしく、T616を積んだRG405MやRetroidPocket3+のAntutu(v9)のスコアが22万位なのでほぼ同等なんだと思う。ネットの情報を見ていると、T606はT616よりGPU性能が若干低いような印象だ。
電子書籍リーダーとして使うには十分な性能だし、OUKITEL RT3より動作はサクサクしていると感じる。
ほぼ読書専用端末:
で、僕がiPlay 50 miniを何に使っているかというとほぼ電子書籍リーダーとして使っている。
薄くて軽い端末は持ち歩きやすく、安価な端末なのでラフに扱える。ポイっとカバンの中に入れておいて電車の中等でサッと出して読書が出来る。
初めからスクリーンにフィルムが付いているのも地味に良い。安価な機体を選んで購入しているのだから、フィルムに数千円もかけるは勿体ないと感じてしまうので。
解像度が1,920×1,200とOUKITEL RT3の1,280×800より高い解像度なのでより綺麗にクッキリ見えたりするのかな?と思ったがそこはそれほど差を感じなかった。
僕は今までGalaxy Z Fold3をコミックリーダーとして使っておりこれも良いと思うのだが、比較するとiPlay 50 miniの方が一回り大きく表示されさらに見やすいと感じた。
Galaxy Z Fold3はポケットに収まる大きさという利点があるが、ポケットに収めることに拘らなければ、大きく、折り目もないiPlay 50 miniでの読書の方が快適だと感じた。
一方で読書以外ではあえてこれを使う利点は感じなかった。
動画視聴も可能だが、スピーカーが1つしか付いていないのでこれでわざわざ映画を見ようとはならない。ちょっとYoutube動画を見る程度ならスマホで十分だ。
エミュ機としても使ってみたい:
ほぼ、カラー版Kindleの様な使い方をしているのだが、これだけではちょっともったいない。
前述の通り、RetroidPocket3+やRG405M程度の性能があるのならエミュ機としてもイケるのではないか?と思い試しにゲームパッドを装着してみた。
ここでふと思う。
以前から8インチクラスの縦画面エミュ機が欲しいと思っていたのだが、これがまさにそれではないかと。
これはエミュ機としての使い勝手、いや、入力遅延の有無を調べねば!となり早速検証を行った。
まずはGamesir X2 BluetoothでGBAの刹那の見斬りを使っての入力遅延具合。
結果は以下。
4~5フレームの遅延があるようだ。まあまあの遅延だね。ゲームによっては結構感じる範囲だし、リズムゲーは完全に無理な遅延具合だ。まあ、Bluetooth接続だしこんなもんだと思う。というかこれは入力遅延アレルギーの僕には容認できない遅延具合なのでほかの方法を試す必要がある。
次に試したのが、Gamesir X2 の有線接続。ただしiPlay 50 miniのUSB端子は縦にした時の上側にあるので、そのままではGamesir X2 に接続できない。そこでケーブルとL型コネクタを用意してこんな感じで接続した。接続部分が不安定なのでスポンジで隙間を埋めてケーブル・コネクタ部分の負荷を軽減させている。
こんな面倒なことをしてまでゲームパッドを繋げる?!と自分にツッコミを入れつつも、1フレームも遅延が減ったじゃないか!と悦に入っていたりもする。
1フレームをバカにしてはいけない。画面を良く見比べて欲しい。
Gamesir X2 Bluetoothでは4人抜きが限界。Gamesir X2 有線接続は5人抜き出来るのだ!
この差は大きいと言わざるを得ないだろう!!(白目)
有線接続で3~4フレーム程度の遅延。エミュ機ならまあまあ良いレベル。当然リズムゲーは無理。もう少し何とかならないかと思い、別のゲームパッドを試す。
次に試したのはRazer kishi v2。他の検証でもRazer kishi v2は入力遅延が少ない事がわかっているので期待できるはず。
で、結果はコレ。
またも、1フレームも縮めてしまった。(悦)
数字的には1フレームだが、Gamesir X2 の有線接続の13フレームより、Razer kishi v2の12フレームの方が頻度高く出る印象で、体感的には1フレーム以上入力遅延が小さいと感じた。
2~3フレームの入力遅延はエミュ機としては優秀な方だろう。設定やゲームによってはリズムゲーも無理すれば遊べるレベルだ。
僕の経験上、今のことろエミュ機でリズムゲーを快適に遊ぶ事は出来ないが、いつかそんな日が来ることを期待したいw
さて、ここまでやってみて思い出した。
「全然縦画面活かしてないし」
事の発端をすっかり忘れてた(汗)
縦画面のを活かすなら、DSのゲームを遊ぶというのも縦画面を活かしていると言えるかもしれないが、僕の手持ち端末で言うと、DSを遊ぶならSurfaceDuoに軍配が上がる。
個々の画面サイズはほぼ一緒で、余計なコネクタ無しにゲームパッドを接続可能。かつ、SD855を積んだSurfaceDuoなら3DSのゲームもタイトルによっては動く。
なのでiPlay 50 miniでDSエミュで遊ぶものありではあるが、もっと適しているのが、縦画面のゲームだと思う。
素晴らしい。他の横画面エミュ機ならやたら小さく表示されてしまうゲーム画面が大きく表示される。
残念なのは縦画面のレトロゲームってほとんどがアーケードのゲームなので、ROMデータの入手難易度が高い事だろう。
家庭用ゲームの中にもゲーム内オプションで縦画面に出来る物があるが数は少ない。スマホ版でリリースされているレトロゲームもあるので、それを使う手もあるがそちらも数は少ない。
上記写真の究極タイガーはPS版も縦画面に出来るし、スマホ版もあるので縦画面を試しやすいゲームではある。
遊べるゲームは少ないかもしれないが、縦画面エミュ機があっても良いじゃんというのを改めて感じた。
もうすぐProが出るってさ:
どうやら8月中にアップグレード版となるiPlay 50 mini proが出るらしい。
大きさはそのままに、SoCが helio g99、Ramが8GBと内部性能がアップされるようだ。
Helio G99のAntutu v9の総合点が38万程度らしいので、T606の1.6~1.7倍くらいの性能だろうか?!
価格がまだよくわからないけど、僕の使い方だと買い替えるほどではないかな~と思いつつ、気にはなっていたりするw