Odriod Go Advanceの新型、Odroid Go Super(以下OGS)が来年1月にリリースされるらしい。
基本スペックは以下:
ディスプレイ:5インチ
解像度:854×480
CPU:Rockchip RK3326 Quad-Core Cortex-A35
GPU:Mali-G31 MP2
RAM:1GB DDR3L
価格:約$80
ディスプレイ以外の基本スペックは、Odroid Go Advanceと同じみたいなので、エミュレーション性能の向上はないようだ。画面が大きくなるということで興味ある端末ではあるが、気になる点もいくつかある。
まず画面比。僕はレトロゲームをするなら4:3が好み。OGSは16:9とだいぶ横長になる。他の端末と比較すると、以下のような感じ。
端末 | 画面サイズ | 解像度 | 画面比 |
RG350M | 3.5インチ | 640x480 | 16:12 (4:3) |
RG351P | 3.5インチ | 480x320 | 16:10.6 (3:2) |
GPD XD Plus | 5インチ | 1280x720 | 16:9 |
OGS | 5インチ | 854x480 | 16:9 |
画面サイズ、画面比ともにGPD XD Plusとほぼ同じ。(解像度は違う)ファミコンやスーファミのゲームをオリジナル画面比で表示すると、左右に割と幅のある黒帯が出ることになり無駄が多い。それでも、4:3の3.5インチ画面よりは大きく表示はされるが、せっかくの大きな画面が生かし切れない。
PSPは画面比が16:9だったと思うので、ちょうどよいといえるが、このスペックだとPSPのゲームで遊ぶには少しパワー不足で、遊べるゲームは限られる。なので、16:9の恩恵は少ないと感じる。実際似たスペックのRG351Pでは、PSPのゲームを実機並みに動かせるゲームは限られる印象だった。
あとは操作系。画像だけでは、判断しきれない部分もあるが、十字ーが小さい気がする。もし、GPD XD Plusと同じようなサイズ・操作感だとすると、買ってもほとんど使わない可能性が高い。GPD XD Plusは、僕が持っている中華エミュ機のなかでは高性能な部類で、画面も大きくて見やすいのだが、操作キーがいまいちなため使用頻度がすごく低い。ABXYボタンの大きさも微妙な気がするし、L2R2ボタン配置もRetroid Pocket2のように、縦に並べてほしいところ。操作系は実際触ってみないとわからないことが多いが、写真を見る限りいまいち感が漂っている。
GPD XD Plusを持っているなら、あえて買う必要は無い気がする。でも、値段が安いので、操作系が良いかもしれない事を期待をして、試しに買ってみるというのもありかもしれない。
少し待てば、OGAの様にクローン端末が出てくる可能性もあるので、そっちを待つという手もあるかもしれない。例えば、RG501Pとか出るかもしれないし。