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Retroid Pocke2 レビューと欠点

最近は多くのエミュレーター機がリリースされている。その中でも、比較的評判が良い中華ゲーム機 Reroid Pocke2(以下RP2)を入手したのでその簡単なレビューと使用感を書きたいと思います。

 

RP2はAndroid 6で起動する携帯エミュレーター機。なのでAndroidでリリースされているエミュレーターを使って遊ぶことになるが、初期状態でRP2用にカスタマイズされているエミュレーターがインストールされている。

RetroArch(マルチエミュレーター), NeoDorid(NEOGEO), PPSSPP(PSP), Flycast(DreamCast), Mupen64PlusFZ(N64) などが導入されているのでRomデータを入れてあげれば遊べる。

どうやら初期導入されているエミュレーターは更新しない方がいいらしいが、僕はそれを知らずにPlayストアを開いたときに更新があったので更新してしまった。今のところ問題は起きてない。

 

RG350Mも所有しているが、RG350Mでは遊べないPSPやDreamcast、N64のゲームも起動できるのが魅力だ。

 

Playストアにも対応しているので、追加でDrastic(DS)やePSXe(PS1)やSnes9xEX+(スーファミ)なども導入している。RetroArchでコアを追加すればいいのかもしれないが、単体のエミュレーターの方が動作が軽かったりすることも多いので使い分けすることにしている。

 

RP2は機体の作りも良く、中華機特有の安っぽさがなく良い感じ。作りが良いとされているRG350(初代)と比較しても、RP2の方が良い。そして何よりもL2R2ボタンの配置が良く使いやすい。十字キーやアナログスティックも普通に使えるので操作系はいい感じだ。残念なのは画面タッチでは操作できないこと。HOMEボタン長押しでカーソルを出して、マウス操作の様に操作できるようにはなるが、使いにくいのが難点だ。

 

OSがAndroidということもあり、PCからのファイル転送も簡単だし、電源ボタンを押せばスリープモードにできる。スリープモードからの復帰も一瞬でできるのが良い。

僕は普段WifiもBluetoothも切っているのだが、スリープモードで放置してても電池の消費は少ない。満充填後、スリープ状態で2,3日ほっておいても10%程度しか電池が減らないので、スリープモードで置いておいて、ゲームをしたいときにパッと始められるのが便利。

 

と、購入当初はそれまで使っていたRG350Mがいらなくなっちゃうかな、と思ったのだが、現時点では使い分けをしている。なぜならRP2には致命的な欠点があるからだ。それは入力遅延。

 

Androidのゲームパッド入力遅延問題はよく聞く話だ。Android端末にBluetooth接続でゲームパッドを繋ぐと確かに入力遅延がある。僕の環境(Galaxy note 10+DS4)では有線接続すれば入力遅延を感じることはなかったので、Androidでも有線接続なら問題ないだろうと思っていた。

 

でRP2だが、PSPのグラディウスポータブルで遊んでいた時にどうも自機の操作が「重い」と感じ、試しに実機と比較したところ明らかな入力遅延があることが分かった。

気になってGalaxy note 10+有線接続のDS4とも比較した結果は

 RP2>>Galaxy Note10+有線接続のDS4>=実機

という感じだった。Galaxy Note10+有線接続のDS4では遅延しているかも?!位。

 

さらに気になって、RG350Mとも比較してみた。

GBAのメトロイドゼロミッションで、実機(GBミクロ)、RG350M、RP2で比較したところ

 RP2>RG350M>=実機 

という感じで、PSPほどの遅延はなかったが、実機と比較すると一瞬遅れているのがわかる。RG350Mではほとんど感じないレベルだった。

 

負荷がそれほど高くないであろうGBAでも遅延しているということは、基本どのゲームも遅延している可能性が高いのではないかと、気になってしまう。そうなると、どれもこれも遅延しているような気がして、結果RG350Mで動かせないゲームでかつ、遅延が気にならないゲームだけをRP2で遊ぶようになってしまった。

 

10月のOSのアップデートでAndroid8になるようなのだが、入力遅延が改善されることを期待したい。(公式に載っていた告知が消えているのが気になるが・・・)