Galaxy Z Fold3 5Gを携帯エミュ機化する第2回目。今回はエミュレーターの導入をしていく。基本はアプリをインストールするだけなので、今回の記事は覚書程度の内容になる。また、Galaxy Z Fold3 5Gに限らず、Android機であれば基本は同じのはず。
導入するエミュレーター:
僕が導入するエミュレーターは以下の通り。ほとんどはPlayストアからインストール出来る。有料版を使っているものもある。
3DSとゲームキューブは、Playストアのアプリでもいいのだけど、派生版のMMJの方が若干動作が良いと思うのでこちらを選んでいる。
Playストア以外で導入するエミュは、apkをダウンロードし端末上でapkファイルを実行してインストールする。ダウンロードは以下から。
- Citra MMJ:
Releases · weihuoya/citra · GitHub
- DolPhin MMJ:
Releases · weihuoya/dolphin · GitHub
導入後の設定:
最低限の設定だけ書いていく。
まず共通事項として、どのエミュも導入後はゲームパッドの設定が必要だ。エミュによってはゲームパッドの設定をしたらあとはROMを読み込んで遊ぶだけなので、それ以外の設定をしたエミュレータについてのみ、以降でやったことを記載していく。
RetroArch:
メニュー表示の文字の大きさ変更:
インストール直後は文字が大きすぎて逆に見ずらいので、文字サイズを変更する。
- 設定→ユーザーインターフェース→外観→メニュー倍率
ここで、自分の見やすいサイズに変えるといい。僕は0.5xに位にしている。
ゲームパッドの設定:
- 設定→入力→ポート1コントロール
自分のゲームパッドに合った設定にする。
僕の場合、
- デバイスタイプ:アナログ付きレトロパッド
- アナログのデジタル化のタイプ:左のアナログ (左アナログスティックに十字キーを割り当てる設定)
にして、あとはそれぞれのキーを割り当てている。
それと、ホットキーの設定を以下の様に割り当てて、ゲーム中でもゲームパッドのキーからメニューを呼び出せるようにしている。
- メニュー切替のコンボボタン:L2+R2
BIOSファイルの設定:
BIOSファイルが必要なエミュレータを使う場合は、BIOSファイルを用意して読み込ませる必要がある。
RetroArchでは、初期設定として~RetroArch/systemを読み込んでいるので、ここにまとめてBIOSファイルを置けばいい。
場所を変えたい場合は、以下の設定からBIOSファイルを保存しているPATHを指定するといい。
- 設定→ディレクトリ→システム/BIOS
「コンテンツロード」の「お気に入り」で所定の場所のROMファイルの読み込むようにしたい場合は、以下でROMを格納しているPATHを指定する。
- 設定→ディレクトリ→ファイルブラウザ
Android11で外部ストレージのROMを読み込みたい場合など、その他の設定は以下の記事を参考にしてほしい。
ePSXe:
BIOSファイルを使いたい場合は、以下でBIOSファイル(SCPH1001.binなど)を指定する。
- 設定→BIOS設定→BIOSファイル
ゲーム起動のたびのPSロゴが出るのが鬱陶しい場合は、「PSXロゴの表示」のチェックを外しておく。
Damon PS2 Pro:
BISOファイルを読み込ませる場合は、アプリ起動後の画面右下の「BIOS」でBIOSファイル(scph10000.binなど)を指定する。
Yaba Sanshiro 2 Pro:
自前のBIOSファイルを読み込ませたい場合は、以下にBIOSファイルを置く。
- ~/Android/data/org.devmiyax.yabasanshioro2.pro/files/yabause/bios
BIOSファイルを置いたら、アプリを起動し左上のアイコンから
設定→BIOS を選択して上記で置いたBIOSファイルを選択する。
redream:
自前のBIOSファイルを読み込ませたい場合は、以下にBIOSファイル(boot.bin)を置く。
- ~/Android/data/io.recompiled.redream/files
自動で読み込まれるが、確認したい場合はアプリを起動し、System→Boot to BIOSで確認できる。
とまあ、初期設定はこれくらいでいいでしょう。ほとんどがBIOSファイルの設定だった。後は、ゲームを遊びながら調整していけばいい。
ROMの配置:
ROMは好きなところにディレクトリを作って、置けばいい。僕の場合「~/ROMS/」というPATHを切って、その下にコンソール毎のディレクトリを作ってROMを配置。
BIOSファイルもROMSの下に「BIOS」というディレクトリを作ってまとめて置いた。
DraStic:
DraSticについては、~/Download の下にROMを置いたら読み込んでくれないという現象が発生したので、注意が必要。
後、DraSticは外部ストレージのROMを直接読めないので、内部ストレージに置くか、ランチャーアプリを使う必要がある。
ランチャーアプリの使い方は以下参照:
RetroArch:
Android11でRetroArch使っていて、外部ストレージにROMを配置している場合も、ちょっと工夫が必要。詳細は以下参照。
最近のアップデートでRetroArchとDraStic以外は、外部ストレージのROMも読み込めるはず。
最後に:
これでひとまずエミュ機化は完了。
次はSnapdragon 888のエミュ性能を見ていきたいと思うが、実際にゲームを遊びながらになると思うで、少し先になると思う。
少なくとも、Snapdragon 845を積んでいるSurface Duoよりは上だと思うが、どれくらいの差が出るのか気になっていたりする。
Surface Duoのエミュ性能は以下を参照してほしい。