No Gadget, No Life

ゲームやガジェットの雑記

2022年上期 My Best 携帯エミュ機

今回は僕が2022年上期に購入した携帯エミュ機を中心に、今Bestだと思う機体についての感想を書いていこうと思う。

RG503:

LinuxベースのOSを搭載した、所謂中華携帯エミュ機では、RG503が今一番のお気に入りになっている。

お気に入りのポイントは

  • 5インチ、16:9の大画面
  • 操作性の良さ
  • レトロゲームとしては十分な性能

個人的には、15,000円前後(今は円安でもう少し高いが)の価格帯の携帯エミュ機は、据置機ならPS1位まで、携帯機ならGBAまでが快適に遊べれば良いと思っている。

それなら、一世代前のRK3326機でも良いじゃんとなるかもしれないが、同じ価格帯のRK3326搭載のRGB10 Max2と比較すると、PS1のゲームだと解像度を上げても快適に動作するなど、RGB10 Max2よりRG503の方が快適に遊べる事が多い。

また、RG503はSaturnやDCのゲームも遊べるタイトルがある事ので便利。

PSPでも、RGB10 Max2よりRG503の方が快適に遊べるタイトルが多い。

Saturn、DS、PSPあたりは快適に動かないタイトルもあるので、動けばラッキー程度なのだが、同じ価格帯なのであれば、スペックに余裕のあるRG503の方がお勧めだ。

RG503は、The中華エミュ機なので、

  • CFW導入必須
  • ボタン類のバリの手入れが必要 など

手間をかけてあげないと、快適にはならないという、中華エミュ機特有の難点もあるが、その辺は「中華エミュ機だし折込済み」と考えれば、楽しめる機体だと思う。

RG353Pなる機体もあるが、基本同等性能のRG503を持っているので、画面の小さいRG353Pを追加購入しようとならなかった。

Odin Pro:

Androidベースの機体ではOdin Proが、よくできていると感じる。

Androidベースなら、スマホで良いじゃん説が出てきてしまうのだが、コントローラー一体型のフォームファクターに魅力を感じるのも事実。物は試しとOdin Proを購入してみたのだが、これが良くできた機体だった。

Odin Proの良い点は、

  • 6インチ、16:9の大画面
  • 高いビルドクオリティ
  • 操作性の良さ
  • 高性能

と言ったところだろうか。

RG503より高性能で、かつ、画面サイズが大きいので、Odin ProがあればRG503はいらない子になっちゃうかと思いきや、入力遅延がRG503より大きいという欠点がある。

ゲーム中、入力遅延が酷くて遊びにくいと感じることは無いが、他の携帯エミュ機と比較すると、遅延が大きいことがわかり、気持ちよく遊べない事がある。

一方で、RG503ではちょっと動作が重い、Saturn、DCやPSPのタイトルが快適に動くので、これらのゲームを遊びたい時には、Odin Proを使う事が多い。

ただ、どちらかというと携帯エミュ機としてよりも、Androidゲーム機として使う事の方が多い気もする。

搭載されているボタンマッピング機能も使いやすく、ここも評価できるポイントだと思う。

Razer Kishi V2:

Androidベースならスマホで良いじゃん説を立証してくれたのが、Razer Kishi V2だ。

Razer Kishi V2はコントローラーなので、これ単体では携帯エミュ機にはならないがRazer Kishi V2にスマホを付ければ立派な携帯エミュ機になる。

Razer Kishi V2の良い点は、

  • 抜群の操作性
  • 取り回しの良さ(薄型ケースなら装着したままでOK)
  • 取り付け後の一体感(携帯ゲーム機に見えちゃう)

性能は使うスマホによって変わるので、一概にどこまで遊べるかは言えないが、中古のスマホを格安で買っても、Odin Proの価格を出せば、Odin ProのSD845より高性能なスマホが入手できる気がする。

普段からAndroidスマホを使っていて、2年に1回くらい買い替えをしている人なら手持ちのスマホで十分だろう。

僕の場合、3年前に購入したGalaxy Note 10 Plus(SD855)に装着しているので、Odin Proよりちょっとだけ高性能な携帯エミュ機として使う事が出来ている。

Odin Proの様に入力遅延もないし、今回紹介する中では抜群に操作性が良い。

携帯エミュ機の操作性の悪さには常々不満を感じていたが、Razer Kishi V2でその不満が完全に解消された感覚だ。

難点としては価格が高い事。15,000円程度するのでコントローラー単体の価格でRK3326機が買えてしまうという・・・でも、その分の価値はあると思う。

Razer Kishi V2入手前にGameSirX3を入手したが、GameSirX3は殆ど使わないまま蔵入りしてしまったw

Odin ProについてもRazer Kishi V2入手後は、使う機会が激減してしまった。

Razer Kishi V2+スマホが今の僕の一番のお気に入りまであるw

ONEXPLAYER mini:

今年後半は、続々と新型機のリリースが予定されているゲーミングUMPC。僕が今年の年明け一発目に購入したガジェットが、ONEXPLAYER miniだった。

ONEXPLAYER miniが、ゲーミングUMPCのBest機とは思っていないが、現状これ以上求めても仕方ないという考えがあり、今はONEXPLAYER miniで十分だと思っている。ONEXPLAYER miniの良い点を挙げると、

  • 7インチ 1920 x 1200 の高繊細の大画面
  • 携帯エミュ機としては、超高性能
  • そこそこの操作性

こんなところだろうか。

携帯エミュ機として考えれば、PS2以上も動かせるので、これ一つで事足りる。

ただ、現状使用頻度は低い。これにはいくつかの問題点があるからだと思う。

僕の思う問題点は

  • 重い
  • バッテリーの持ちが悪い
  • UIの操作性が悪い

という点だ。

589gという重量は、持ち手の支え(机等)がないと長時間のプレイには辛い重さだ。さらにバッテリーは、平均2時間程度しか持たない。負荷の高いゲームを動かせば、バッテリーの持ちが悪くなるのは仕方ない事とはいえ、2時間程度というはちょっと短かすぎる。

OSがWindowsなので、タッチ操作できるとはいえ、ゲームパッドだけでは操作系が明らかに不足しており、キーボード・マウスがないとUIの操作性がかなり悪いというのも使用頻度を下げている要因だ。

この辺は、ONEXPLAYER mini以外のゲーミングUMPCも同じだろうし、今後リリースされるゲーミングUMPC同じだろう。

現状ゲーミングUMPCは、良い点も悪い点も似たり寄ったりだと思っているので、ONEXPLAYER miniを持っている僕としては、追加で別の物を購入しようという気にはならない。

そもそも、ゲーミングUMPCは高い(10万円前後)ので、何個も買えないし・・・

さらに、ゲーミングUMPCには、もう一つ共通の問題があると思っている。

それは「性能不足」

携帯エミュ機としては、高性能と言って良いのだが、ゲーミングUMPCと考えると性能が足りていない。

PCゲームが携帯機で動かせることにロマンを感じて、ゲーミングUMPCを手にしたわけだが、期待ほどではなかったというのが僕の感想だ。

AAAタイトルのPCゲームは快適には動かない、もしくは、妥協(低画質設定で30FPS前後で我慢など)しないと遊べない。結果PCゲームをするには、性能不足だと感じてしまうのだ。

この辺は今後リリースが予定されている、多くのゲーミングUMPCにも当てはまる問題だと思う。

個別のGPUが搭載されたゲーミングUMPC、もしくは、それと同じ程度の性能のSOCが搭載されたゲーミングUMPCが出てくるまでは待ちかな~と思っている。

AMDの68000Uが搭載されたゲーミングUMPCがでれば状況がかわるかな?とちょっと期待していたりもするw

Miyoo mini:

Miyoo mini は、評価の軸が他の携帯エミュ機とは異なる。

Miyoo miniの良い点は、

  • 小さくてかわいい

これに尽きる。

コレクションアイテムの様な立ち位置かなと思いつつも、PS1位までのゲームならよく動くし、小さい画面ながら画質も良い。操作性も悪くない。

カバンに入れていても、邪魔にならない大きさなので、ふとした時にちょっと遊ぶ程度には良い機体だと思う。価格も他の機体と比べて安いので、変わった機体が欲しいならMiyoo miniはアリだと思う。

僕はファミコンとかのJRPGを遊ぶのに使ったりしている。

まとめ:

上記で紹介した機体の他にも、PSPのタイトルを遊ぶときはVITAを使ったり、DSのタイトルを遊ぶときはSurface Duoを使う事もあったりはするが、現状上記で紹介した機体が僕のメイン機になっている。

2022年前半に買った機体は、満足度が高いものが多く、暫くは追加の機体を買わないで良いんじゃないかと思い始めており、良いのか悪いのかわからないけど、携帯エミュ機に対する物欲の溜飲が下がっているのを感じる。

2022年後半にどんな機体が出るのか、気になりつつも、暫くは「新ガジェットを集める」ことは控えて、「ゲームを遊ぶ」方にシフトするかもしれない。